ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.57 ランボルギーニ カウンタック5000 クアトロバルボーレ
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第57回も首都高速の大黒パーキングエリアで撮影した、ランボルギーニ カウンタック5000 クアトロバルボーレです。
ディズニーランドをデズニ―ランドと言うかどうかで年代が分かれるのと同じく、オッサン世代を中心に「カウンタック」と言う人が多いと思うのですが、最近の人は、より本来の発音に近い「クンタッチ」と言うようです。
私はカウンタック派なので、今回はカウンタック表記で行きます。
1970年代後半、日本で沸き起こったスーパーカーブームの火付け役ともなったランボルギーニ カウンタックは、1971年に発表されたマルチェロ・ガンディーニのデザインによるプロトタイプから、1990年に生産が終了する25thアニバーサリーまで、25年もの長い間販売されておりました。
今回撮影したランボルギーニ カウンタックは、1985年にフェラーリ・テスタロッサに対抗すべく4バルブ化され、ライバルテスタロッサを75馬力上回る455馬力を発揮するエンジンが搭載された5000 クアトロバルボーレです。
このランボルギーニ カウンタック5000 クアトロバルボーレは、1985年から1988年までで期間に632台生産されていますが、日本国内に今も存在する台数を考えれば、十分にレアな車両と言えると思います。
ホイールは、リムのロゴから今は無きイタリアの銘品カンパニョーロであることがわかりますね。
センターキャップにはランボルギーニのアイコンである「雄牛」が描かれていますので、このカンパニョーロのホイールは、純正品なのだと思います。
撮影した画像でタイヤのサイズを確認したところ、フロントは225/50ZR15、リアは驚きの345/35ZR15でした。
「455馬力を発揮するエンジンを積んでいるのにタイヤは15インチサイズなのか?」とか、
「15インチサイズで345幅のタイヤって、この世に存在するんだな…」とか、
唯々驚くことばかりです。
345幅が如何に太いかというと、このホイールウォッチングの企画でこれまで取り上げた数々の現代のハイパフォーマンスカーと比べても太いのです。
例えば、
ダラーラ ストラダーレは、フロントに205/40ZR18、リアに255/30ZR19
マクラーレン600LTは、 フロントに225/35R19、リアに285/35R20
日産GTRは、フロントに255/40ZRF20、リアに285/35ZRF20
ホンダNSXは、フロントに245/35ZR19、リアに305/30ZR20
といった感じ。
300越えはホンダNSXのリアタイヤぐらいです。
NSXのレース用車両であるKEIHIN NSX-GTですら、フロント側が300/680R18、リア側は330/710R18、太い方のリアタイヤでも幅330なのです。
ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.51 スーパーGT参戦車両 KEIHIN NSX-GT(#17)
ランボルギーニ カウンタック5000 クアトロバルボーレの345幅のタイヤはそれすら超えて太いのですから驚くのも無理はありません。
345幅のタイヤだと、ホイールのリム幅は12J~13Jはあるのでしょうね。
幼い頃に見たランボルギーニ カウンタックは、ガルウイングのドアに、リトラクタブルライトと、見た目に驚きの要素満載でしたが、大人になってからも極太のタイヤサイズに驚愕させられたりと、何かと刺激の強い車ですね…
前回のランボルギーニ ジャルパの時にも書きましたが、この車両を撮影した日はPCDを計測するツールを持っていなかったので、この車両のPCDは分かっておりません。
次回大黒PAに取材に行くときは忘れずに持って行きたいと思っています。