競技車としてのEVの可能性 Honda eはジムカーナ車に最適?

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土曜日の夜に録画しておいた小木矢作の愛車遍歴を見ました。

 

今回の放送内容は、レーシングドライバーの脇阪寿一さんがゲスト出演したスピンオフ企画「給油しないクルマ限定ショー!!今回は電気カー編」です。

 

番組中で採り上げられていた車両は、Honda e、MAZDA MX-30 EV MODEL、Audi e-tron Sportback、Porsche Taycanの合計4台。

 

4台ともサーキットでの全開加速を披露していて、ローンチコントロール下のPorsche Taycanは凄まじい加速で、矢作さん曰く「怖い…」程の速さです。

 

これほどの高性能ならば、サーキット走行やジムカーナ用車両としての可能性も高いと思うのですが…

 

まぁポルシェが作ったEVですから、ガソリンエンジン車に性能面で劣るものになることはないのでしょうが、何せ価格が四桁万円以上、ちょっとした中古マンション並みの価格なので競技に使うには躊躇していまいますよね。

 

そんな中、個人的にはHonda eに競技車としての可能性を一番感じましたね。

 

競技車としての適性その1 EVの特性上低速からの加速に優れている

 

Honda eは最大トルク315N・mですが、ガソリンエンジンとは異なり、EVなので低回転から一気に高トルクを発揮します。

 

サーキットでは太刀打ちできなくても、低速からの加速という状況が多いジムカーナならば、かなりイケる気がするのです。

 

競技車としての適性その2 舵角が大きく最小回転半径は何と4.3m

 

Honda eは、リアにモーターを搭載しリアタイヤを駆動するので、構造上大きくステアリングを切ることが可能です。

 

その最小回転半径は何と4.3mmという小ささなのです。

 

この点もパイロンターンが続くジムカーナには適していると言えると思います。

 

因みに、ホンダの市販車において、戦闘力が最上の部類に入るFK8シビックタイプRのスペックと比較すると、

 

車両重量:Honda e(1,510kg) FK8シビックタイプR(1,390kg)

最大トルク:Honda e(315N・m)/2000rpm FK8シビックタイプR(400N・m)/4500rpm

最小回転半径:Honda e(4.3m) FK8シビックタイプR(5.9m)

 

FK8シビックタイプRの方が軽さで勝り、最大トルクも上なのですが、Honda eはEVなので僅か2000回転で最大トルクを発揮し、それが持続するのです。

 

最小回転半径は4.3mmとFK8シビックのそれを1.6mも下回る小回りの良さ。

この点から考えれば、パイロンジムカーナならばHonda eに軍配が上がるかもしれません。

 

その昔、何の変哲もない小型車だったGA2ホンダシティが、軽さと旋回性の高さを武器に、ジムカーナで長らく最強の座を守り続けたことがありましたが、Honda eにそんな姿がダブって見えるのは私だけなのでしょうか。

 

因みにHonda eの純正タイヤ・ホイールサイズは、以下の通りです。

185/60R16のタイヤに16inch、6J、INSET50mm、PCD114.3mm-5Hのホイール

205/45R17のタイヤに17inch、6.5J INSET55mm、PCD114.3mm-5Hのホイール

 

車のキャラクター設定上、エコで細めのタイヤ・ホイールが組まれているようですが、せめてこれを215/40R17のハイグリップタイヤに7J幅のホイールを組み合わせて履かせてみると面白いかもしれないと思っています。

 

これで全然エコじゃないEVの出来上がりです。

 

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