サイズ毎のホイール重量比較以外にも、特定車種用ホイールの重量比較も纏めています。
今回はその第三弾、「F20型BMW 1シリーズ用ホイール重量比較」です。
日本より先行して本国ドイツでは既にFF化された次世代1シリーズF40型がデビュー済みですが、コンパクトハッチでありながらFRという、現代においては結構貴重な存在のF20型BMW1シリーズが日本では未だ販売中です。
次期型F40型の1シリーズは、最近のBMWのトレンド通りPCD112mm-5Hタイプのホイールが装着されるのでしょうが、現行F20型BMW1シリーズはBMWの伝統であるPCD120mm-5Hタイプのホイールを装着します。
当サイトの重量計測ブログにおいて、これまで重量計測結果を公開したBMW 1シリーズ(F20型)用ホイールは、純正ホイールも含めて同ブランド、同サイズのデータを含めて以下の14点です。
〇18インチサイズ
8.05kg NEEZ EURO CROSS RG3SR 8J offset+45mm PCD120mm-5H →詳細
8.25kg Breyton RACE GTS-R 18inch 7.5J offset+45mm PCD120mm-5H →詳細
8.25Kg RAYS VOLK RACING G2 18inch 8J offset+45mm PCD120mm-5H →詳細
8.35kg TANABE SSR TYPE F 18inch 8J offst+40mm PCD120mm-5H →詳細
8.35kg YOKOHAMA ADVAN RZ 18inch 8J offset+45mm PCD120mm-5H →詳細
8.85kg ENKE GTC01RR 18inch 9J offset+50mm PCD120mm-5H →詳細
8.95kg Breyton RACE GTS-R 18inch 8.5J offset+48mm PCD120mm-5H →詳細
8.95kg OZ SUPER LEGGERA 18inch 8J offset+40mm PCD120mm-5H →詳細
9.20kg AUTO STRADA SPREAD-M7 18inch 8J offset+38mm PCD120mm-5H →詳細
9.60kg AUTO STRADA SPREAD-M7 18inch 9J offset+46mm PCD120mm-5H →詳細
11.50kg BMW Double Spoke Style 436M 18inch 7.5J offset+45mm PCD120mm-5H →詳細
11.60kg BMW Double Spoke Style 436M 18inch 8J offset+52mm PCD120mm-5H →詳細
※PCD120mm-5Hタイプだが、BMW1シリーズへの装着は厳しく、どちらかと言うと3シリーズ用のホイール
8.70kg ENKEI RS05RR 18inch 8.5J offset+35mm PCD120mm-5H →詳細
8.70kg Prodrive GC-12L 18inch 8J +34mm PCD120mm-5H →詳細
8.85kg Prodrive GC-12L 18inch 8.5J +35mm PCD120mm-5H →詳細
9.05kg ENKEI RS05RR 18inch 9.5J offset+35mm PCD120mm-5H →詳細
〇17インチサイズ
8.15kg AUTO STRADA SPREAD-M7 17inch 8J offset+38mm PCD120mm-5H →詳細
8.80kg MSW MSW85 17inch 7J offset+45mm PCD120mm-5H →詳細
8.85kg RAYS 57 MOTOR SPORT G07WT 17inch 8J offset+43mm PCD120mm-5H →詳細
10.25kg BMW star spoke styling 379 17inch 7.5J offset+43mm PCD120mm-5H →詳細
〇16インチサイズ
8.55kg RACING DYNAMICS RD3 16inch 7J offset+40mm PCD120mm-5H →詳細
14点のホイールは全て8kg以上で、この内半数の7点が軽量ホイール、残りの7点は重量的に普通のホイールになっています。
その重量は意外に重く、超軽量ホイールは1点も無いことが分かりますね。
そもそも、BMW1シリーズの純正オプションホイールであるstar spoke styling 379の重量が10.25kgもあることから、BMW1シリーズのサスペンション・ブレーキのキャパ的には8kg台のホイールでも十分軽量なのかもしれません。
純正サスペンションは純正ホイールの重量を考慮していますので、ホイールの重量が軽量になりすぎると、サスペンションがストロークし難くなることで乗り心地が悪化することもあるようです。
8kg台というホイールの重量は、その辺のことも考慮しているのかもしれません。
F20型BMW 1シリーズの適応ホイールサイズ
当サイトで重量計測結果を公開した、BMW純正オプションホイール star spoke styling 379のサイズは7.5J offset+43mmとなっています。重量計測結果を公開できていませんが、ネットなどで調べてみると、6気筒エンジンを積んだ最上級グレードのMパフォーマンスモデルが履くLight Alloy Wheel M Double Spoke Styling 436は、前後異サイズの18インチで、フロント7.5J offset+45mm、リヤ8J offset+52mm。上級グレードのMスポーツに装着されているstar spoke styling 383Mも、前後異サイズで17インチ、フロント7.5J offset+43mm、リア8J offset+53mmになっています。
これら純正ホイールのサイズからすると、フロントは7.5Jのリム幅でオフセットは+43-45mm、リアは8Jのリム幅でオフセットは+52-53mmならば、ディーラーに嫌な顔されずに乗って行くことが出来るのだろうと思われます。
その観点で当サイトにおいて重量計測結果を公開したホイールを見てみると・・・
- Breyton RACE GTS-R 18inch 7.5J offset+45mm
- MSW MSW85 17inch 7J offset+45mm
- RACING DYNAMICS RD3 16inch 7J offset+40mm
の3点はディーラーに問題なく入庫できそうですね。
上記以外の社外ホイールのサイズを見渡すと、フロント用として使用されるであろうサイズは、8Jのリム幅でオフセットは+48-45mm、リアに使用されるであろうサイズは、8.5Jのリム幅でオフセット+48mm、9Jのリム幅ではオフセット+50mmになっています。RAYSやENKEI、ADVANなど名の通ったメーカーからリリースされているホイールばかりですので、これらのサイズもディーラーには歓迎されないかもしれませんが、車検以外の普段使いならば特に問題にはならないサイズなのだと思います。
Breyton RACE GTS-Rの18インチ7.5Jと8.5Jのホイールを履いたF20型BMW1シリーズを実際に見たことがありますが、フロントもリア共にツライチまであと1cm弱くらいは余裕がありましたので、普段使いにおいて特に問題にならないという上記の予想は外れてはいないと思います。
さて、F20型BMW1シリーズのオススメを選ぶとしたらどれになるでしょうか?
あくまで個人的な好みでしかありませんが、ENKEI GTC01RRですかね。未だ絶版じゃないし、マットダークガンメタリックのGTC01RRを履くと足元が締まってみえる感じがすきなんですよね~。あくまで個人的な好みで選んでしまってスミマセン・・・。
因みにここに挙げているホイールの一部、8Jサイズの多くはR60型・R61型MINI クロスオーバー/ペースマンにも使えるものがあります。R60型R61型MINIクロスオーバー/ペースマンはMINIシリーズで唯一PCD120mm-5Hタイプを装着するのですが、F20型BMW1シリーズのフロントに履けるホイールの大半が使用できるみたいです。但し車検に通せるサイズではなく、普段使いのサイズとしてのようなのですが。
(2023年9月13日更新)Prodrive GC-12Lのデータを2つ追加