当サイトでは、サイズ毎のホイール重量比較以外にも、特定車種用ホイールの重量比較をまとめています。
今回がその第二弾、3ナンバーボディになった第二世代、第三世代のランサーエボリューション5-9用ホイール重量比較です。
ホイールの重量を比較し、ランエボ5からランエボ9までにおすすめのホイールは何かを考えてみました。
ランサーエボリューションの純正ホイールサイズは
ランエボ5からランエボ9までの純正ホイールサイズは以下の通りです。
- エボⅤ 17インチ、7.5J、+38mm
- エボⅥ 17インチ、7.5J、+38mm
- TME 17インチ、7.5J、+38mm
- エボⅦ 17インチ、8J、+38mm
- エボⅧ 17インチ、8J、+38mm
- エボⅨ 17インチ、8J、+38mm
ランサーエボリューション純正ホイールの重量データ
オプションも含め、実際に計測したエボ8とエボ9の純正ホイール3つの重量データを当サイトで公開しています。
- 8.00kg BBS エボⅧ MR純正オプション17inch 8J offset+38mm PCD114.3mm 5H →詳細
- 9.20kg ENKEIエボⅨ純正 17inch 8J offset+38mm PCD114.3mm 5H →詳細
- 9.30kg ENKEI エボⅧ純正 17inch 8J offset+38mm PCD114.3mm 5H →詳細
純正ホイールの重量を考えると、ランエボ5からランエボ9用として選ぶ社外ホイールは、17インチで7kg台、18インチで8kg台の軽量ホイールであることが求められるのではないでしょうか。
ランサーエボ5からエボ9用社外ホイール重量比較
ランエボ5からランエボ9までに適応可能な社外ホイールのサイズは、ブレンボキャリパーとの兼ね合いから、17インチ以上となります。
リム幅が8Jならばオフセットは+30mm前後、8.5Jでもオフセットは+35mm位までが一般的な適応サイズのようです。
純正ホイールサイズ、社外ホイール適合サイズ情報を考慮し、これまで当サイトにて重量計測結果を公開したホイールの中から、ランエボ5からランエボ9に使用できそうなものをピックアップしてみました。
※あくまでサイズ的に使用できそうなものです。スポークの形状等によって実際は装着できないホイールも含まれている可能性があります。実際に使用できることとは意味が異なる点にご注意下さい。
ランエボ5からランエボ9向け17インチホイールの重量データ
- 6.85kg WEDS SPORT TC-105N 17inch 8J offset+32mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 7.05kg RACING HART CP-035 17inch 8.5J offset+35mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 7.10kg RACING HART CP-035 17inch 8.5J offset+35mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 7.20kg RAYS VOLK Racing RE30 17inch 8.5J offset+30mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 7.20kg SPARCO Racing Viper-R 17inch 8.5J offset+35mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 7.30kg SSR TYPE C 17inch 8.5J offset+30mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 7.40kg RAYS VOLK Racing LE37K 17inch 8.5J offset+30mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 7.55kg ADVAN Racing TCⅡ 17inch 8.5J offset+31mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 7.55kg CARVING STARK RG 17inch 8.5J offset+30mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 7.60kg Prodrive GC-06D 17inch 8.5J offset+34mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 7.80kg RALLIART Evolution R-01 17inch 8.5J offset+35mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 8.05kg WEDS SPORT SA70 17inch 8J offset+32mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 8.15kg WORK EMOTION 17inch 8.5J offset+33mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 8.90kg ENKEI Racing WTEⅡ 17inch 8.5J offset+35mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 9.65kg WORK EMOTION CR Kai 17inch 8J offset+32mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 10.25kg ENKEI WRC TARMAC EVO 17inch 8J offset+35mm PCD114.3mm-5H →詳細
ランエボ5からランエボ9向け18インチホイールの重量データ
- 7.70kg SSR TYPE C 18inch 8.5J offset+32mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 8.15kg RALLIART Evolution R-01 18inch 8.5J offset+35mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 8.40kg ENKEI Racing RPF1 18inch 8.5J offset+30mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 8.45kg SSR TYPE F 18inch 8.5J offset+30mm PCD114.3mm-5H →詳細
- 8.60kg DUNLOP DIREZZA RZF 18inch 8.5J offset+33mm PCD114.3mm-5H →詳細
17インチで16点、18インチでは5点、合計で21点のホイールの重量計測データがありました。
軽い順にソートしていますので、一応ランエボ5からランエボ9向け軽量ホイールランキングになっています。
当サイトでは、17インチは7.5Jを、18インチは8Jを想定して「超軽量」、「軽量」、「普通」を認定しています。
そのことを考えると、8.5Jを中心とするランエボ5からランエボ9向けホイールは、軽量認定上少し不利になってしまうのですが、17インチではWEDS SPORT TC-105Nが、18インチではSSR TYPE-Cが超軽量ホイールと認定されました。
その一方で、17インチではWEDS SPORT SA70以下、5点のホイールが重量的には普通のホイールと認定されています。
中でも、WORK EMOTION CR KaiとENKEI WRC TARMAC EVOの2つのホイールは、純正ホイールよりも重いという残念な結果になってしまいました。
ランエボ5からランエボ9のおすすめホイール
さて、この中でお勧めのホイールを挙げるとしたらどれにしましょうか…
ホイールの軽さで考えれば。先ず間違いなくWEDS SPORT TC-105Nになると思います。
WEDSのサイトで、TC-105Nの適応サイズ表を確認したところ、ランエボ5からランエボ9の推奨サイズとしては、当サイトで重量計測結果を公開した17インチ8J+32mmよりも1/2J太い、17インチ8.5J+32mmが存在します。
そちらの重量は、WEDSの公称で7.05kgですが、軽量なことで有名な鍛造ホイールのRACING HART CP-035と同じ重量になっています。
WEDS SPORT TC-105Nは、鋳造ホイールではありますが、フローフォーミング製法の一つであるWEDS独自のAMF(アドバンスド・メタル・フォーミング)製法で製造されていることから、鍛造を凌ぐ軽さを実現できているのでしょう。
現時点で、未だ新品で購入可能なホイールであることもイチオシホイールとして挙げる理由の一つです。
もうそろそろ、2018年夏には後継のTC-105Xが発売されるとのことですので、そちらの重量も非常にも興味がありますね~。
ランサーエボリューションというWRCで活躍した車両を語る上では、レプリカアイテムとしてのホイールの存在を忘れるわけにはいきません。
しかしレプリカアイテムとなり得るENKEI WRC TARMAC EVOとENKEI Racing WTEⅡは少々重量が嵩むのが難点となっています。
特にENKEI WRC TARMAC EVOは、WRCでの印象が強いのでしょうか、その重さにも関わらず今でも結構な人気があります。
その重さを考えると、ホワイトの5本スポークで、より軽量な鍛造1ピースホイールであるRALLIART Evolution R-01をもって代わりとすることもありなのではないでしょうか。
当サイトで重量計測結果を公開したホイールに限定しなくても良いのであれば、ランエボのレプリカアイテムとしてENKEI WRC TARMAC EVO FORGEDをイチオシホイールとして挙げたいと思います。
ENKEI WRC TARMAC EVO FORGEDのデザインは、鋳造1ピースのENKEI WRC TARMAC EVOと全く同じなのですが、FORGEDと付く通り、エンケイが鍛栄舎に製造を委託して製造したとの話がある鍛造1ピースホイールなのです。
当サイトでもいつかその重量を計測し、その結果を公開したいと思っているのですが、ENKEI WRC TARMAC EVO FORGEDは既に絶版の上、オークションでも中々お目にかかれない珍しいホイールなので、未だ計測できていないのです。
鍛造1ピースのENKEI WRC TARMAC EVO FORGEDならば、WRCワークスカーの雰囲気を醸し出しつつ、より軽量なことは間違いないと思われます。
ENKEI WRC TARMAC EVO FORGEDは、当サイトでいつか計測してみたいホイールNo.1と言っても過言ではないのです。
いつか必ず計測したいと思っています。
※WRC TARMAC EVO FORGEDの重量計測画像は無い為、鋳造のWRC TARMAC EVOの画像を代用しています。