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当サイトではこれまで、ENKEIのターマック競技用ホイールの第二世代RC-TⅡ、第三世代ES-Tarmac、第四世代RC-T4の重量計測結果を公開してきましたが、最近は第五世代のターマック競技用ホイールであるRC-T5の重量計測結果も徐々に追加しています。

現時点で公開したデータ数は、18インチで3つ、17インチで3つ、16インチで4つ、15インチが一番多く8つ、合計18になりました。

今回は、それらを用いてENKEIターマック競技用ホイールの世代間重量比較を行っています。

 

以下が重量計測結果全件です。

第三世代のES-Tarmacからは、フローフォーミングの一種であるMAT製法を導入していることもあるので、ポルシェ用の太リムである18インチ以外は、全て軽量ホイール認定となっています。

※軽量ホイール・超軽量ホイールの定義はこちら

〇18インチ

RC-T5   8J   +48mm   114.3mm-5H   8.65kg詳細

RC-T4     9J  +46mm 130mm-5H 9.00kg詳細

RC-T4     11J +59mm 130mm-5H 10.00kg詳細

 

〇17インチ

ES-Tarmac 8J  +35mm 114.3mm-5H 7.05kg詳細

RC-T4     7.5J +45mm 114.3mm-5H 7.50kg詳細

RC-T4     7.5J +48mm 100mm-5H 7.65kg詳細

 

〇16インチ

RC-T5     7J +42mm 114.3mm-5H 6.40kg詳細

ES-Tarmac 7J +45mm 100mm-5H 6.50kg詳細

ES-Tarmac 7J +45mm 114.3mm-5H 6.50kg詳細

ES-Tarmac 7J +38mm 114.3mm-5H 6.85kg詳細

 

〇15インチ

ES-Tarmac 6.5J +40mm 114.3mm-5H  5.00kg詳細

ES-Tarmac 7J   +35mm 114.3mm-5H 5.25kg詳細

ES-Tarmac 7J   +30mm 114.3mm-5H 5.45kg詳細

RC-T4     6.5J  +40mm 100mm-4H 5.55kg詳細

RC-TⅡR    6.5J +38mm 114.3mm-4H 5.70kg詳細

RC-T4       6.5J  +40mm 114.3mm-5H 5.75kg詳細

RC-T5       6.5J  +40mm 114.3mm-5H 5.85kg詳細

RC-T4       7J    +30mm 100mm-4H 5.90kg詳細

 

重量を比較するには全く同じサイズがあれば良いのですが、データ数の多い15インチに、全く同じ6.5J、オフセット+40mm、PCD114.3mm-5HのES-TarmacとRC-T4、RC-T5のデータがありました。

このデータを比較すると、第五世代のRC-T5より第四世代のRC-T4が100g軽量で、そのRC-T4より第三世代のES-Tarmacの方が15%も軽いことが分かります。

また、全く同じサイズではありませんが、リム幅は同じ6.5J、オフセットが2mm違うだけの+38mm、穴数が4穴のRC-TⅡRも比較対象としてみると、穴数が一つ多く、その分重量面で有利なはずのRC-T4より、第二世代でMAT製法でもないRC-TⅡRの方が僅かに軽量であることがわかります。

15インチでの重量比較から、ES-Tarmac、RC-TⅡR、RC-T4、RC-T5の順で軽量あることが分かりました。

 

次に16インチでは、オフセットが3mm違うだけのRC-T5とES-Tarmacの重量データが存在するので、それで比較するとRC-T5の方が100g程軽量なことがわかりました。

とうことは、15インチ重量比較の結果とは矛盾して、最新のRC-T5が一番軽く、次いで第三世代のES-Tarmac、第二世代のRC-TⅡR、第四世代のRC-T4の順で軽いということになりますね。

 

15インチのRC-T5のデータが無かった以前は、「最新のRC-T5がやっぱり軽い」としていましたが、15インチのRC-T5のデータが加わった現段階では、「16インチなら最新のRC-T5が一番軽い」程度にトーンダウンしてしまいましたね…

 

RC-T5は、17インチ以上のサイズになると、ディスク面に肉抜き穴が多数開けられているので今回の結論、16インチサイズ以下での重量比較とはまた違った傾向になると思われます。

前回18インチサイズのRC-T5の重量計測データを追加したのですが、比較対象となるサイズが同じ第四世代以前のホイールがまだないので、その傾向はわかりません。

 

RC-T5の重量データ数を増やすか、比較対象となり得る第四世代以前のホイールを計測し、再度世代間比較を行って、今後この記事を更新することを次の目標にしたいと思っています。

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