TANABE SSR GTX01 18inch 7.5J offset+53mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
サスペンション等を製造販売する自動車部品メーカーであるタナベからリリースされているSSRのGTXシリーズは、このGTX01を皮切りに2016年から展開されています。
SSRと言えば、以前はSSF(半溶融鍛造)製法の代名詞的な存在でしたが、タナベ買収後のSSRブランドでは、SSF製法のホイールが徐々に姿を消して行き、代わりに主流となっているのがフローフォーミング製法のホイールです。
このGTX01は、SSR独自のフローフォーミング製法であるFFTの進化版、FFT-R製法で製造されているホイールなのです。
SSRのサイトを見てみると、
「SSRではフローフォーミング製法をさらに高度化した新技術『FFT-R』を開発。リムの鍛圧により、アルミ組織の密度を上げ、メタルフロー(鍛流線)を生成し剛性を飛躍的に高めています。
さらにリムの強度をホイール全体の構造から割り出す設計とすることで、よりシビアな肉薄化を実現し、軽量化へと繋げました。」
とあります。
このホイールの重量を計測してみたところ8.70kgとなりましたので、7.5Jと18インチとしては少し細めのリム幅ですが、軽量ホイールと認定しました。
TANABE SSR GTX01 重量計測結果
18inch 7.5J offset+53mm PCD114.3mm-5H(鋳造1ピース・FFT-R製法 アルミバルブ付き、65gバランスウエイト付き)8.70kg
SSRのラインアップの中でも、スーパーGTなどのレースシーンで活躍するその技術とノウハウを市販のホイールにフィードバックし、スポーツ性を強く発揮するのが「GT」ブランドですが、中でもGT500に使用されているレーシングホイール直系の、細身の10本スポークでディスク面のデザインが構成されるGTX01は、その特色が一番強くでているブランドだと個人的に思っています。
GTX01はレーシーなデザインだけでなく、軽量化にも気を配られているようです。
センターパートのスポークの付け根に刻まれたディンプルにより、僅かな駄肉も排除してグラム単位の軽量化を図っているとのことです。
そのお陰なのでしょうか、同じSSRのGTシリーズであるGTV02で、全く同じサイズの重量計測データを当サイトで公開しておりますが、それよりも200g軽くなっています。
TANABE SSR GTV02 18inch 7.5J offset+53mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
因みに、GTX01のカラーラインナップは、ダークシルバーとフラットブラックの2種で、今回重量計測結果を公開したSSR GTX01はフラットブラックの方です。