BRIDGESTONE FVS Prodrive GC-010 DT 15inch 7J offset+43mm PCD100mm-5H 重量計測結果
Prodrive GC-010は、ル・マン24時間レースでLM GTSクラスを制したチャンピオンカー、プロドライブのフェラーリ550マラネロに装着されていたコンペティションホイールを、ストリート用にフィードバックして生まれたロードゴーイングホイールで、剛性面で最も有利な10スポークを採用し、スポークやリムエンドの贅肉を極限までカットし、T字リブ付きスポークをいち早く採用した高剛性フォルムと、複雑なアールを設けたスポークを、複雑な加工が困難な鍛造構造でディテールまで丁寧にこだわって仕上げたてスポーツホイールなのだそうです。
ハブ接合面裏に「RAYS ENG」と記されている通り、製造はRAYSに委託した鍛造ホイールになっています。
15インチサイズでは、DT(「Dirt trial」の略)の二文字を付加した、グラベル競技用のモデルも用意しています。
今回重量計測結果を公開した、このProdrive GC-010 DTは、タイヤの空転率を低減させるローレット加工が施され、15インチまでしかラインナップされていないラリータイヤが使用できるグラベル競技用のホイールなのです。
RAYSに製造委託していたのは17インチ以上のサイズに限っての話しで、15インチサイズのProdrive GC-010 DTでは、ハブ接合面には「MAT」の文字があるので、ENKEIの手により製造された、フローフォーミング加工の鋳造ホイールであることが分かります。
このホイールを計測してみたところ、6.05kgになりましたので、重量的には普通のホイールと認定しました。
あと少し軽ければ、Prodrive GC-05 DT同様、軽量ホイールに認定されたので、少し惜しい感じがしますね。
BRIDGESTONE FVS Prodrive GC-010 DT 15inch 7J offset+43mm PCD100mm-5H(鋳造1ピースMAT製法 ゴムバルブ付き、15gバランスウエイト付き) 6.05kg
以前重量計測結果を公開したProdrive GC-05 DT同様、このProdrive GC-010 DTもインプレッサ等のスバル車向けのPCD設定で、スバル純正16インチ対向4ポットキャリパーに対応している希少なサイズでもあるので、ラリー、ダートトライアルといった競技ユース以外のスバル車ユーザーにスタッドレス用ホイールとして根強い人気がありました。
ラリー用・ダートトライアル用ホイール最軽量は?