ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.92 マツダ ランティス クーペ マツダスピード製リアスポイラー付き
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第92回は、関東某所の商業施設内駐車場に停めてあったマツダ ランティス クーペです。
マツダ ランティス クーペは、FFの4ドアクーペで、1993年9月から1997年12月まで発売され、一代限りで絶版となってしまった車種です。
それ程多く売れた車種でもありませんし、四半世紀前に販売されていたこともあって、「見たことがない」、「知らない」と言う若い人も多いのではないでしょうか。
斯く言う私も、ここ15年以上見たことが無いので、このマツダ ランティス クーペを見つけた時は、珍しさのあまり思わず撮影してしまいました。
今回撮影したのは、マツダスピード製の巨大なリアスポイラー(これでも純正品です)がついている個体なので、なお一層貴重なものなのだと思います。
マツダ ランティスについてもう少し説明すると、4ドアクーペ(と言いつつリアハッチが開くので実際は5ドアハッチバック)と、セダンの2種類のボディタイプが存在し、1.8リッター直列4気筒のBPエンジンと、2.0リッターV型6気筒のKFのエンジンの2種類が搭載されていました。
4ドアクーペについては、カストロールやBPをスポンサーとして、1994年から開催された「自然吸気2リッター、フロントエンジンの4ドアの車両」で行われる全日本ツーリングカー選手権(JTCC)にも参戦しており、レーシングカーのベース車両という一面も持っています。
因みにランティス(LANTIS)とは、ラテン語のLatens Curtis(秘密の城という意味)に由来する造語なのだそうです。
それにしても、巨大なマツダスピードのリアスポイラーの存在感たるや…
デカさで言ったら、フォードシエラコスワースRS500のリアスポより大きいですよね。
でもって装着されているホイールです。
マツダのマークらしきものがセンターキャップにあるので純正ホイールなのでしょう。
出先で偶然見かけたこともあり、撮影当日はPCDゲージを持っておらず、また画像からサイズが分かるような情報が得られなかったので、いろいろ調べてみたところ、このホイールのサイズは、外径16インチ、リム幅6.5J、オフセット+45mm、PCD114.3mm-5Hのようです。
また、2.0リッターV型6気筒のKFのエンジン搭載車のPCDは114.3mm-5H、1.8リッター直列4気筒のBPエンジン搭載車のPCDは100mm-4Hらしいので、今回撮影したマツダ ランティス クーペはV6エンジン搭載車だと分かります。
マツダスピード製リアスポイラー付きの稀少なマツダ ランティス クーペ。
まだまだこれからも現役であって欲しいと思っています。