2022年から18インチ化 F1採用BBS18インチホイールの全貌
例年この時期にはF1に参戦する各チームが採用しているホイールについて纏めた記事をアップしていました。
2021年 F1チーム採用ホイールメーカー一覧 フォーミュラーワン採用シェアNo.1のホイールメーカーはどこだ？ その２
結構多くの人に読まれていたのですが、F1のレギュレーション変更により2022年シーズンから、これまでの13インチから18インチサイズを使用することになり、そのホイールをBBSが独占供給することが2020時点で決まっていました。
そのため、各チームが採用しているホイールメーカーをレポートしても意味が無くなってしまいましたが、今回はBBSが独占供給する18インチ化されたホイールにまつわる話題を纏めてみたいと思います。
先ずは見た目ですが…
画像上段は、今年の東京オートサロンで、BBSのブースに展示されていた2022年シーズンのF1ホイールを撮影した画像。
撮影者（私です…）がドへたなため、不鮮明過ぎてデザインが分からないので、ネット上にアップされていたものも画像下段に入れてみました。
ご覧の通り7本ツインスポークデザインのセンターロック式のホイールです。
これに装着されるタイヤはピレリ製で、こちらもホイール同様18インチ化されます。
今回のレギュレーションの変更にともなって、タイヤの外径は13インチ時代の660mmから720mmとなり、60mmもサイズアップするのですが、その一方で、トレッドはフロント305mm、リア405mmと13インチ時代から変更はありません。
ということはホイールのリムの太さは13インチ時代と変わらないということなのでしょうね。
では、その太さはどれ位なのでしょうか？
2022年シーズンのF1に使用されるBBSホイールを実測した訳ではないので詳細はわかりませんが、BBSホイールを使用して2020年シーズンのF1に参戦していたBMTレーシングポイントF1チームが、そのホイールのサイズを公表していたので、それを参考にしてみると…、そのサイズは、フロントのリム幅13.7インチ、リアのリム幅は16.9インチだそうです。
ミリ単位に換算すると、フロントは347.98mm、リアは何と429.26mmにもなるので、もの凄くぶっといことが分かりますね～。
このホイールが実際にF1マシンに装着されて走る姿を、是非この目で見たいのと思っているのですが、残念なことが一つあるのです。
今年度のF1レギュレーションでは2009年まで使用が認められていたホイールカバーが再び解禁されたので、多くのチームがそれを装着すると思われます。
それなので、今年度からデビューする18インチBBSホイールをハッキリみられることが無いかもしれないということなのです。
それでも新たな時代を切り開くBBSのF1ホイールには今後も注目していきたいと考えています。
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