2021年 F1チーム採用ホイールメーカー一覧 フォーミュラーワン採用シェアNo.1のホイールメーカーはどこだ?
昨年、一昨年と投稿したこの企画、結構多くの人に読まれているみたいで、当ブログでも人気記事の一つなのです。
しかし、2021年に関しては、F1のレギュレーション変更が予定され、13インチから18インチタイヤへの変更、それに使用される18インチホイールはBBSが独占的に供給されるということが決定していたため、シーズンを前にして、F1に参戦している各チームの採用ホイールをレポートする意味が無くなり、今年は記事をアップすることは無いだろうと思っていました。
ところが、世界規模のコロナ禍により、F1のレギュレーション変更は一部延期となり、18インチタイヤの採用も1年延期されて2022年からとなったのです。
そのため、今年もF1各チームが採用したホイールをレポートするためいろいろ調べてみたのですが…
F1における新型コロナウィルスの影響は、未だ小さくなっていないようですね。
先ず、2021年3月21日の初戦と位置付けられていたオーストラリアGPは、11月に延期され、3月28日のバーレーンGPが2021年の開幕戦となりました。
各チームのマシンのスペック情報についても、通常ですと2月末くらいから徐々にメディアに公開され始めるのですが、今年に限って言えば、未だ詳細の分からないチームのマシンが大半となっているようなのです。
2021年シーズンの出場チームの顔ぶれは、以下10チームです。
メルセデスAMGペトロナス
レッドブル・レーシング
マクラーレンF1チーム
アストンマーティンF1チーム
アルピーヌF1チーム
スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
スクーデリア・アルファタウリ
アルファロメオ・レーシング
ハースF1チーム
ウィリアムズ・レーシング
2020年の参戦チームと比較すると、レッドブルからアストンマーティンの名前が消えて、BMTレーシングポイントF1チームが新たにアストンマーティンF1チームとなり、ルノーF1チームがアルピーヌF1チームと名前を変えた点が大きな変化だと言えましょう。
個人的にいろいろ調べた結果、これらの10チームの内で、現時点で使用するホイールが判明したのは、マクラーレンF1チーム、アストンマーティンF1チーム、アルピーヌF1チーム、アルファロメオ・レーシングの4チームのみ。
雑誌「F1速報 2021年展望号」の中で、Mclaren MCL35MとAlfa Romeo C41の主要諸元が公開されていて、Mclaren MCL35Mは昨年同様ENKEIを、Alfa Romeo C41も昨年同様OZ Racingを使用することが判明しています。
アルピーヌF1チームが2021年シーズンに投入する新車A521については、英国現地3月2日(火)に開催されたローンチイベントがネット上に公開され、その画像の中で、ホイールに「OZ」のロゴが見えたことから、OZ Racingの使用が判明しました。
アストンマーティンF1チームの新車AMR21については、ネット上の記述にBBSと書かれているのを僅かに発見するにとどまっていますので、「恐らくBBSを使うのだろう」程度の確度にすぎません。
因みに2020年シーズンに各チームの使用したホイールは以下の通りです。
判明した4チームの使用ホイールは2020年シーズンから変化がありません。
メルセデスAMGペトロナス・F1チーム OZ Racing
アストンマーティン・レッドブル・レーシング OZ Racing
マクラーレンF1チーム ENKEI
BMTレーシングポイントF1チーム BBS
ルノーF1チーム OZ Racing
スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ 未発表
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ 不明
アルファロメオ・レーシング OZ Racing
ハースF1チーム OZ Racing
ロキット・ウィリアムズ・レーシング App Tech
2022年に延期された18インチタイヤ移行までの過渡期となる2021年シーズンでは、この4チームに限らず全てのチームの使用ホイールが2020年シーズンのキャリーオーバーとなる可能性が高いと思っています。
今後、残り6チームの使用ホイールが判明したら、本記事を順次更新していきます。