ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.84 アルファロメオ ジュニアZ
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
最近のホイールウォッチングは、首都高大黒パーキングエリアで撮り貯めした画像からアップしていますが、第84回も大黒パーキングエリアで撮影したアルファロメオ ジュニアZです。
アルファロメオ ジュニアZは、1969年から1975年まで生産された2シータースポーツカーで、ベースであるアルファロメオ・ジュリアGTを、カロッツェリア・ザガートの手により斬新なウエッジシェイプデザインに仕立てたアルファロメを初のハッチバックモデルです。
アルファロメオ ジュニアZの「Z」は、ザガートを意味するものだということは分かりますよね。
アルファロメオ ジュニアZは、発売開始時には1300㏄だったのですが、ベース車両のエンジン排気量拡大に伴い、1972年に1,570ccに拡大し1600ジュニアZに発展しました。
生産台数は、1300が1108台、1600が402台(所説あり)作られたそうです。
ジュニアZと1600ジュニアZの外観上の違いは、1600のテールエンドが10センチ長いということと、燃料タンクリッドの位置が異なっていて、ジュニアZは右側に、1600ジュニアZは左側にあるのだそうです。
今回撮影した個体については、側面からの撮影画像がないため、ジュニアZなのか1600ジュニアZなのか判別できず…、本記事のタイトル的には、とりあえずジュニアZとしています。
ジュニアZなのか1600ジュニアZは分かっていませんが、総生産台数はそれぞれ1108台と402台と少ないですから、レアな車両であることには違いありません。
今回の取材で撮影したアルファロメオ ジュニアZの画像からタイヤサイズを読み取ると、前後共に165/80R14を装着しています。
ホイールサイズは、リムの刻印を見る限り14インチ、6.0Jのようです。
一見純正ホイールっぽいデザインですが、JWLの刻印があるので、日本製のレプリカホイールなんでしょう。
持参したPCDゲージをホイールボルトの頭に当てて計測してみたところ、PCDは108mm-4Hでした。
1960-70年代のアルファロメオは、156や147といった少し前のアルファロメオのモデルの98mm-4Hとは異なり、108mm-4Hが一般的なんですね。