ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.52 いにしえのラリーカー アルピーヌA110
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第52回は、首都高の大黒パーキングエリアで撮影した、いにしえのラリーカー アルピーヌA110です。
800kg前後の車重の軽さと、リアエンジンリアドライブによる絶大なトラクションを武器に数々のラリーで優勝し、1973年に初代WRCマニファクチャラー・チャンピオンの栄誉に輝いたアルピーヌA110は、1963年から製造が開始され、搭載するエンジンを1100㏄から最終的には1800㏄までスケールアップしながら1977年まで製造が続けられました。
今回撮影した車両の年式やバージョンは、はっきりと分かりませんが、ボディのフロント部分に埋め込まれた特徴的な補助燈が採用されたのは1968年からとのことなので、この車両もそれ以降に生産された個体なのだと思います。
リアセクションにエアを取り入れるルーバーがあります。
アルピーヌA110がリアにエンジンを搭載していることが改めて認識されますね。
ホイールを撮影して気付いたのですが、なんと驚きの3穴でした。
Alpine A110のフロントホイール
Alpine A110 リアホイール
シトロエンの2CVやAXとか、ちょい古めフランス車が3穴なのは知っていましたが、WRC初代チャンピオンのアルピーヌA110までもが3穴なのは衝撃的です…
エンジン出力の向上や、車重の増加に対応するため、ハイパワーな車種、車重の重い車種のPCDは大きくなり、穴数も多くなるのですが、車重800kg前後のアルピーヌA110ならば3穴でも問題ないということなのでしょうか…
3穴ですが見た目でPCDがとても大きいことが分かります。
このアルピーヌA110に装着されていた、オレンジ色のディスク部分が印象的なデザインのホイールの情報を調べてみたら、このホイールが「gotti」というブランドの3ピースホイールであることと、PCDが150mmであることが分かりました。
http://www.gbsalpine.com/wheel/gotti/jp/x13.html
150mmのPCDって、自分が知る限り乗用車用のものとしては最大なのではないでしょうか?
タイヤのサイドウォールに表示されているサイズを見て見ると、フロントタイヤは175/60-R13、リアタイヤは225/45-R15のようです。
驚いたのはPCDのサイズだけじゃありません、225/45-R15サイズのタイヤなんてあるのですね~。
リアホイールのディスク部分にはX13の文字が見えるので、リム部分を15インチに対応するものに変更しているということなのでしょうか?
そうだとすると、3ピースホイールならではの手なのかもしれませんね。