ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.83 日産フェアレディ240ZG

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ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。

 

レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。

 

最近のホイールウォッチングは、首都高大黒パーキングエリアで撮り貯めした画像からアップしていますが、第83回も大黒パーキングエリアで撮影した日産フェアレディ240ZGです。

 

フェアレディ240ZG 前景

フェアレディ240ZG エンブレム

 

S30型のフェアレディZの内、2.4リッターL24型エンジンを搭載する240Zは、日本国内での販売台数が少なく、中でもGノーズとオーバーフェンダーが装備された240ZGのレア度は高いと言えるでしょう。

 

S30型のフェアレディZは、先代のオープンカーのSR型のダットサン・フェアレディに代わって1969年に販売が開始されました。

 

当初、北米仕様として輸出されていた240Zは、国内では販売されていなかったのですが、販売を望む声が高くなったのを受けて、1971年11月から国内でも販売がスタートしました。

 

国内で販売された240Zは3グレード構成で、ノーマルの「240Z」、「240Z-L」と、今回当企画で取り上げたGノーズと呼ばれるエアロパーツを装着し、さらにオーバーフェンダーとリアスポイラーも備える240ZGが存在していました。

 

フェアレディ240ZG 前輪ホイール

フェアレディ240ZG 後輪ホイール

 

今回撮影したフェアレディ240ZGに装着されていたホイールは純正ではなく、特徴的なデザインのホイールです。

 

私は1990年代以降の所謂スポーツホイールといったものには造詣が深いつもりなのですが、それ以前の旧車向けのホイールは詳しくないので、いろいろ調べてみたところ、リムに4本のビードストッパーボルトがある通称「ゴッディマグ」と言われるホイールであるようです。

 

Gottiはフランスのホイールメーカーですね。

 

以前当企画のVol.52のアルピーヌA110に装着されていたものもGottiのホイールでした。

 

ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.52 いにしえのラリーカー アルピーヌA110

 

日産ワークスレーシングチームのレース車両である240ZRに使用されていたのが、レース専用マグネシウムホイール、通称「ゴッティマグ」と言われたホイールだったようです。

 

当然レプリカホイールなのでしょうが、フェアレディ240ZGにとっては由緒正しいホイールだと言うことなのでしょうね。

 

因みに、日産ワークスレーシングチームのレース車両である240ZRに装着されていたホイールも、フランスGotti社製ではなく神戸製鋼製だという情報がありました。

 

自動車メーカーのワークスチームが、市販ホイールのデザインを堂々とコピーして、ワークスレーシングマシンに装着するなんてことは、現代では許されることではありませんが、1960年代はまだ、意匠権とかの権利制限が緩かったということなのでしょうね。

 

PCDを実際に計測したわけではありませんが、この時代の日産車ですから114.3mm-4Hで間違いないと思います。

 

因みに装着されているタイヤは前205/50VR15、後225/50VR15でした。

 

 

最近、対ドル円の為替が安いせいで、日本から程度の良い旧車が、どんどんとアメリカに流出して行っているらしいです。

 

今回取材した240ZGみたいなコンディションの良さそうな旧車が、これからも日本に留まり続けて欲しいと願っています。

 

 

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