珍しいサイズのPCDの話 輸入車のPCDのバリエーションは豊富 その2

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同じ自動車メーカーが販売する車種であっても、ホイールのPCDの値や穴数は異なります。

PCDやホイールの穴数は、それを装着する車によって変わらざるを得ないからなのです。

車重が軽かったり、エンジンの力が小さかったりすれば、ホイールにかかる負担も小さいため、穴数は少なく且つPCDの値は小さくなります。

そのため昔のシトロエンや1代前のスマート等は3穴ホイールでしたし、逆にトラック等では10穴の大口径PCDのホイールを使用しています。

エンジンパワーが大きいスポーツカー、車重が重いビックセダンやSUVの穴数は5穴以上で、PCDの値も大きめになることが普通です。

そのためPCDの値は自動車メーカーによって、車種によって異なっているのです。

自動車メーカー別、車種別PCD一覧 輸入車のPCDのバリエーションは豊富

以前も自動車メーカー別、車種別のPCDの採用状況をまとめてみたことがありますが、今回は、その時は触れなかった「珍サイズのPCD」に焦点を当ててみたいと思います。

PCDのバリエーションが豊富な輸入車でも、PCD98mm、100mm、108mm、110mm、112mm、114.3mm、120mm、130mmのどれかには当てはまるものなのですが、これだけ挙げているにもかかわらず、該当しない車種も存在するのです。その全てがアメ車なのですがね・・・

クライスラーでは、ミニバンのグランドボイジャーとパシフィカは127mm-5Hですし、大型セダンの300と300Cは115mm-5Hです。「デカイ車だけなのか?」と思いきや、小型車に範疇されるイプシロンは127mm-4Hです。

JEEPは、ラングラー、グランドチェロキー、コマンダーのPCDは127mm-5Hです。

シボレー/GMCのミニバン、アストロとアストロバンは127mm-5Hですが、SUVのキャプティバは115mm-5Hですし、小型車のソニックはPCD105mm-5Hです。不思議なのはカマロがPCD120mm-5Hなのに、何故かコルベットはPCD120.65mm-5Hを採用しています。

アメリカはインチ採用国なので、127mmは5インチ丁度なのは直ぐわかりましたが、それ以外はネット上に落ちているミリ→インチ換算表を探し出して、近似値を探してしまいました。

どうやら、105mmは4+1/8インチ、115mmは4+17/32インチ、120.65mmは4+1/3インチになるようです。

アメ車が不思議なのはこれら珍しいPCD値だけ採用しているのではなく、PCD100mm、110mm、112mm、114.3mm、120mmといったPCDも普通に採用している点です。

節操ってものが全くありませんね・・・。

 

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