ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.101 ホンダ シビック TYPE-R(EK9型)
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
新型FL5シビックTYPE-Rの発売を記念し、2022年10月21日から11月2日まで東京青山のホンダ本社ビル1階のウェルカムプラザで行われていた、「TYPE R 30周年 記念展示」に行ってきました。
第101回も、そこに展示されていた1997年式 EK9型 シビック TYPE-Rです。
自動車メーカーであるホンダ自らが、市販モデルの各部の強化・軽量化、フリクションロスの低減といったチューニング行うTYPE Rは、ファーストモデルであるNA1型 ホンダNSX-Rが1992年11月に、続いてDC2型インテグラ TYPE-Rが1995年10月に発売されました。
更に、1997年8月にはホンダを代表する車種であるシビックにもTYPE-Rが追加されます。
このEK9型シビック TYPE-Rは、185馬力/8,200rpmを発揮するB16B型エンジンが搭載され、他の「TYPE R」と同様に車体軽量化とエアロパーツ、レカロ製バケットシート、モモ製ステアリング(SRSエアバッグ付き)、チタン製のシフトノブ、専用車体色のチャンピオンシップホワイト等が装備されていました。
他の「TYPE R」と同様に、各部の強化・軽量化、フリクションロスの低減といったチューニングが施されたEK9型シビック TYPE-Rなのですが、車格が上のDC2型 インテグラTYPE-Rと同時期に販売されていた関係で、より安価な200万円を切る価格(199.8万円)が設定されていたことに驚きです。
これだけ高性能な車種が200万円以下で手に入ったというのは、後にも先にもEK9型シビック TYPE-Rぐらいではないでしょうかねぇ。
EK9型シビック TYPE-Rを新車買っておけばよかったと、私は今でも悔やんでいます。
前後共に195/55R15サイズのタイヤが装着された純正7本スポークホイールは、ENKEI製の鋳造ホイールで、その重量は当サイトにおける実測データで7.30kgとなっています。
ホンダ シビック タイプR(EK9型)純正 15inch 6J offset+50mm PCD114.3mm-5H重量計測結果
同じ15インチのDC2インテグラTYPE-Rの純正ホイールが、5.75kgで軽量認定を受けているのに対し、EK9シビックTYPE-Rの純正ホイールはそうはなっていません。
このあたりは、200万円以下で販売されたEK9シビックTYPE-Rの方が、コスト面でそこまで手がかけられなかったということなのかもしれませんね。
EK9型シビック TYPE-Rにも実際に乗ったことがありますが、より小排気量のB16Bエンジンの方が高回転型だったように思えます。
レブリミットまでぶん回した時は、脳から快感物質が放出されるほど気持ちが良かったという記憶がありました。
今回の展示車両をみると、ここまでコンディション極上のEK9型シビック TYPE-R が、200万円で手に入った時代に戻りたいと思ってしまいますね。
当企画「ホイールウォッチング」では、次回もホンダTYPE-Rが続きます…