フランスのホイールメーカー「Gotti」について

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最近気になっているホイールメーカーがあります。

フランスのホイールメーカー「Gotti」です。

 

「Gotti」というホイールメーカーを知ったきっかけは、当サイトの「ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集」という企画の、Vol.52に登場するアルピーヌA110に装着されていた見たことのないホイールが「Gotti」のホイールだったからというもの。

 

ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.52 いにしえのラリーカー アルピーヌA110

 

次の遭遇機会は、やはり「ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集」という企画の、Vol.83に登場する日産フェアレディ240ZGに装着されていたホイールが、いわゆるGottiタイプと言われるホイールでした。

 

ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.83 日産フェアレディ240ZG

 

つい最近アップした記事、「グループBラリーマシンに装着されていたホイールについてのまとめ」で参考にした「Racing on」520号の50ページには、ルノー5ターボの画像が掲載されているのですが、そのボディサイドには「Gotti」のロゴが見て取れます。

https://lightweightwheels.jp/2022/08/22/summary-of-wheels-used-in-group-b-rally-machines/

 


それまで「Gotti」というホイールメーカーを良く知らないばかりか、意識したこともなかったのですが、当ブログの記事を書いている内に何だか気になって来たので、ちょっと調べてみました。

 

「Gotti ホイール」で検索すると、現在日本でGottiを販売している会社が引っかかってきます。

 

http://www.gbsalpine.com/jp.html

 

GBSという、A110やA310からSpider等、アルピーヌ社が生産した車の部品専門に販売する会社で、上記URLは、日本語のウェブサイトになっていますが、フランスにある会社のようです。

 

日本人スタッフがいて、日本語サイトの運営や日本への通信販売を行っているみたいです。

 

ですが、この会社が「Gotti」のホイールを製造している訳では無いのですね…

 

「Gotti france」で検索すると、現在「Gotti」のホイールを製造している会社、MJL GOTTIのウェブサイトが引っかかってくるのです。

 

https://www.gotti-wheels.com/Accueil

このサイトには、「Gotti」の歴史が記載されていました。

 

フランス語なので、Google翻訳の力を借りて訳してみたところ(そのままでは意味が分からないので、少し意訳していますが)…

 

『Gotti社は 1966 年に Gotti Baptiste 氏 と彼の 2 人の息子 Camille と Florianoによって、Paris 20°, rue d’Avron に設立されました。

 

Gotti社が生み出した最初のホイールは、当時のレーシングカー用に幅広なホイールにするため、スチール製ホイールを半分にカットし、ワイド加工したものでした。

 

やがてGotti社は、ワイド加工したスチール製ホイールよりも、軽量で幅の広いアルミニウム製ホイールを製造するようになります。

 

スチール製のリムとアルミ製のディスクで構成される13インチ、5.5Jのホイールは、1969年のモンテカルロラリーでリリースされ、その年のアルピーヌの全ワークスマシンにGottiのホイールが装着されることになります。

 

業績が上向くにつれ、Gotti社は1970 年にドロームのLa Roche de Glunに移転しました。

 

1973 年には、Gottiから初の3ピースホイールである X13 モデルがリリースされます。

 

1976年には、ルノーのアラン・プロストとリジェのルネ・アルヌーのF1マシンに、Gottiのホイールが装着されました。

 

Gotti社は、カミーユ・ゴッティ社長の下、1980年まで急速に発展したのです。

 

中略

 

Gotti社は、アメリカ市場を開拓するために輸出を強化しましたが、残念ながら失敗し、 1986年に破産を申請することになります。

 

その後、ドイツのホイールメーカーであるRONAL に事業が引き継がれますが、その後のGotti社は5~6モデルのホイールしか生産していない休止状態で、2004年には会社が清算されてしまいます。

 

その後、ミシェルとジャン-リュック シャプトンが、Gottiホイールの製造を引き継ぐことを決意し、2005年6月に製造ラインとGottiブランド買い取り、現MJL Gotti社を立ち上げ、現在に至ります。』

 

 

1960年代から1970年代にかけて、ラリーやF1のトップコンデンターに採用されたGottiですが、恐らくその時代が最盛期で、会社破綻の後は知る人ぞ知るホイールブランドになっていたってわけなんですね~。

 

人に歴史ありじゃないですけど…、ホイールにも歴史ありって感じですね。

 

今後もGottiのホイールネタを見つけたら、当ブログでアップしていくつもりですので、ご期待くださいね~。

 

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