ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.64 C10型日産スカイライン2400GT
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
最近のホイールウォッチングは、昨年秋に首都高の大黒パーキングエリアで撮り貯めした画像からアップしていますが、第64回も首都高の大黒パーキングエリアで撮影したC10型の日産スカイラインです。
C10型のスカイラインの中でもレア度で言えば、2ドアハードトップのKPGC10スカイラインGT-Rだと思うのですが、このスカイラインには特徴的なリアのオーバーフェンダーが無いことから、GT-Rで無いことは直ぐに分かりました。
「綺麗なC10スカイラインのハードトップだな」なんて思いながらグルっと車両の周りをまわってみたら、唯のC10スカイラインハードトップでないことがわかりました。
2400GTのエンブレムがリアに付いています。
通常のC10スカイライン2000GTには2リッターのL20型エンジンが搭載されていますが、この2400GTには2.4リッターのL24型エンジンが搭載されているのでしょう。
L24と言えばフェアレディ240Zを思い浮かべるのですが、C10型のスカイラインにも搭載されていたのですね。
調べてみたら、この時期の輸出仕様となるDATSUN 240KというC10型スカイラインが存在し、それにはL24が搭載されていたとのことでした。
このC10スカイラインは右ハンドルなので、北米仕様ではなさそうです。
右ハンドルと言うことならば、イギリス・オーストラリアへ輸出されたものが里帰りしたものなのでしょうかね。
C10スカイラインに2ドアハードトップのボディが追加されたのは1970年10月のマイナーチェンジ時点からで、後継モデルのケンメリスカイラインが1972年9月ですから、C10スカイラインの2ドアハードトップモデルが製造されたのは僅か2年ということになります。
この車両の年式もおそらく1971年前後のものなのでしょう。
今回撮影したスカイライン2400GTに装着されていたホイールはスチールホイール、所謂鉄チンです。
日本を代表するホイールメーカーであるエンケイの社史を見ると、1970年に国内アフターマーケット用アルミホイールの生産を開始とありますので、1971年前後に製造されたこのスカイライン2400GTは、未だアルミホイールが一般的でない頃の車両ということなので、スチールホイールでも様になるのが分かる気がします。
PCDを実際に計測したわけではありませんが、この時代の日産車ですから114.3mm-4Hで間違いないと思います。
因みに装着されているタイヤは前後共175/70R14でした。