ランエボⅩRS純正16インチアルミホイールの秘密

今回の話は、自分で調べたホイールの話しではなく、ネット上で見かけた記事のお話です。

 

「旧WRCベース車から受け継がれたエボX RSのホイール、ぷち感動ストーリー」

という記事で見たのですが、「ランエボⅩRSグレードの純正アルミホイールは、同じ三菱自製でランサー エボリューションの前のWRCマシンだった「ギャラン VR-4」に純正装着されていたものでした」と書かれているのです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000006-it_nlab-life&p=2

しかし、いろいろ調べてみると、WRCマシンだったE38A/E39Aギャランではなく、8代目のギャランGF-EC5ギャランVR-4とGF-EC5WレグナムVR-4に装着されていた純正アルミホイールそのものようです。

WRCに出場したギャランはEC5系より二世代前のE38A/39Aのギャランですから、「WRCベース車から受け継がれた」って部分は間違っていますよね。

件のホイールはENKEI製の16インチダブルスポークタイプのアルミホイールで、サイズは16インチ、6.5J 、offset38mm、PCD114.3mm-5Hのものです。

ランエボのRSグレードと言えば競技向けのグレードで、購入する人の大半は、グラベル競技に参加するため15インチラリータイヤをつけたホイールに直ぐに交換してしまいます。

そんなRSグレード向けに特別に16インチのアルミホイールを用意するはずもなく、1996年から販売されていた8代目ギャラン・レグナムVR-4のホイールを活用したのでしょう。

とは言え、ランエボⅩの発売は2007年からですので、長い間このホイールを在庫していたのか？それともランエボⅩRS向けに新たに製造元のエンケイに再発注したのか？どちらかなのだと思います。

個人的には、長期在庫となっていたこのアルミホイールを捌ききった後、足りない分だけエンケイに追加発注したのではないかな？なんて思っています。