SSR INTEGRAL A2 16inch 7J offset+45mm PCD114.3mm-4H 重量計測結果
SSR INTEGRAL A2は、1990年代後半に発売されていたホイールで、同じくSSRから発売されていたTYPE Cより前の世代のホイールとなりますが、TYPE CやTYPE F同様に半溶融鍛造製法(SSF製法:semi solid forzing)により製造された1ピースホイールです。
SSR INTEGRAL A2については、「軽く、強く仕上げることが可能な『SSF製法』を採用。うねりを帯びたスリムなスポーク形状を実現」と当時の雑誌に書かれていました。
半溶融鍛造製法は、鍛造製法並みの軽い重量を実現しつつも、通常の鍛造製法より生産コストを抑えることができる利点があります。
分かりやすく言えば、鍛造製法と鋳造製法の良い所取りをする製法と言う感じなのですが、このホイールの重量を計測してみたところ7.0kgとなりましたので、重量的にはそれほど軽いホイールではないようです。
SSR INTEGRAL A2 重量計測結果
16inch 7J offset+45mm PCD114.3mm-4H(SSF製法1ピース ゴムバルブ付き、バランスウエイト無し)7.00kg
SSR INTEGRAL A2で注意しなければならない点は、ナット穴径が小さく、専用の器具を介して回す独特な形状の専用ナットを使うタイプであることです。
このホイールを新たに入手することになったならば、専用ナットも付属するかを確認した方が良いと思います。
重量計測画像に写っているこのSSR INTEGRAL A2は、かなりブレーキダストで汚れているのですが、その理由は、インテグラタイプRのラリー車に装着され、ターマックラリーで実際に使用されていたからなのです。
前述の通り、専用の器具を介して回す独特な形状の専用ナットを使うタイプなので、パンク・バーストの際に迅速にタイヤ交換を必要となることもあるラリーでの使用には少々不向きなホイールなのですけどね…
サイズ的には、ホンダのインテグラ・シビックタイプR(96SPEC)以外にアコード等114.3mm-4Hに対応するホンダ車にピッタリなサイズだと思います。