ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.75 ランボルギーニ カウンタック5000 クアトロバルボーレ 再び
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第75回も今年9月に訪れた首都高速の大黒パーキングエリアで撮影した、ランボルギーニ カウンタック5000 クアトロバルボーレです。
私は1970年代のスーパーカーブームを辛うじて知っている歳なので、クンタッチではなくカウンタックと言う派ですね。
今回撮影したランボルギーニ カウンタックは、1985年にフェラーリ・テスタロッサに対抗すべく4バルブ化され、ライバルテスタロッサを75馬力上回る455馬力を発揮するエンジンが搭載された5000 クアトロバルボーレです。
カウンタックを取材させてもらうのは今回で実は2回目、一回目もここ大黒PAで取材したカウンタック5000 クアトロバルボーレでした。
因みに、前回取材させて頂いたカウンタック5000 クアトロバルボーレとは別の個体です。
ランボルギーニ カウンタック5000 クアトロバルボーレは、1985年から1988年までの期間に632台生産されていますが、日本国内に今も存在する台数を考えれば、十分にレアな車両と言えます。
ですが、ここ大黒PAに来れば、高い頻度で遭遇できちゃうんですねぇ~
大黒PA恐るべし…
やはりカウンタックの注目度はピカイチで、このカウンタック5000 クアトロバルボーレが大黒PAに入って来た時は、PAにいる人たちがざわついていたのが印象的です。
オッサンから子供まで、カウンタックから放たれる圧倒的な存在感は変わらないのでしょうね。
私もカウンタックが入ってきたと分かって、カメラを片手にカウンタックが駐車する場所まで小走りに走っていってしまいました。
で撮れたのが、今回の記事のアイコンにしている、印象的なガルウイングドアを開けて、オーナーが降りるところの画像です。
カウンタックと言えば、やっぱりこのガルウイングドアですよね~、
ここで前回取材したカウンタック5000 クアトロバルボーレとの個体差に気が付きました。
前回取材したカウンタック5000 クアトロバルボーレのホイールは、カンパニョーロでしたが、今回取材したカウンタック5000 クアトロバルボーレは、OZのホイールを履いているようです。
フロントホイールの隙間から赤いブレンボキャリパーが覗いている点も前回取材したカウンタック5000 クアトロバルボーレとは異なる点です。
どちらにもランボルギーニのアイコンである「雄牛」が描かれたセンターキャップがついているのでどちらも純正品と思わせるのですが、どちらかが社外品ホイールなのでしょうか?
それとも年式によって純正ホイールはOZとカンパにニョーロの違いがあるのでしょうか?
タイヤのサイズを撮影した画像で確認したところ、フロントは225/50ZR15、リアは345/35ZR15のようですので、前回取材したカウンタック5000 クアトロバルボーレと同じみたいです。
ということはホイールサイズも同じなんでしょうかね?
この辺りは今後引き続き調査していきたいと考えています。
今回はPCD計測用のゲージを持って行ったので、オーナーの方に許諾を得て、PCDを計測させて頂きました。
ホイールボルトの頭の中心にゲージを当てての計測なので、微細なズレが生じるのは仕方がないのですが、PCDは120mm-5Hのように見えます。
私が持っているPCD計測ゲージには120.65mm-5Hを示す目盛りがないのですが、コルベット等と同じ120.65mm-5Hもあり得る思い帰宅後調べてみました。
2000年以降のモデルであるガヤルドは112mm-5Hですが、同じく2000年代でも前半のムルシェラゴや1990年代のモデルであるディアブロと言ったモデルは120.65mm-5Hとなっていました。
ということから、カウンタック5000 クアトロバルボーレのPCDは120.65mm-5Hである可能性が高いと思われます。
PCD計測をお願いする際、オーナーの方と少しお話をさせて頂いたのですが、どうやら微妙な歪みのある別なホイールをお持ちで、「修正するに適した業者を知らないか?」というご質問を頂きました。
適した業者については答えられなかったのですが、マグ鍛のホイールを製造しているメーカーなら鍛栄舎がおススメですとしか回答できませんでした。
前回ホイールウォッチングで取り上げたアルファロメオ ジュリア・スプリントGTAのオーナーの方もマグホイールの劣化に悩まれていたようですが、こういった年式の古い車だとホイールの保全だけでも結構気を遣うことが多いのですね。
珍しいってことは手間が掛かると同義で、そのオーナーの皆さんは何らかの苦労を日々されているということ。
羨ましさだけが先行していたのですが、こういうお話を聞くと頭が下がる思いです。
本格的なEV時代を迎えつつある今、古いエンジン付きの車両がこれからも維持できる、そんな社会であって欲しいと思う今回の取材でした。