DUNLOP DIREZZA RZF 16inch 7J offset+37mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
DIREZZA RZFの重量計測結果の投稿は、今回が8回目です。
DIREZZA RZFの説明については、以前と同じものを以下に再記しておきます。
『DUNLOPのスポーツブランドであるDIREZZAから、2005年3月に発売されたRZFは、8000トンの圧力を生み出すプレス機を用いた鍛造工程に加えて、圧延 (スピニング) の工程を追加する「裂開鍛造」という工法で製造されています。また、素材強度を保ちながら最適な軽量化を施すために、スポーク一本一本の側面にグルーヴ(溝) を入れ、スポーク全てに建築物などで強度的に有効とされる H断面の形状を持たせる「H断面ツインスポーク」の構造を採用しています。これらの手法を採用することにより、従来の鍛造ホイールと比較して、剛性を保ちつつ軽量化することを実現しています。』
このホイールの重量を計測してみたところ5.75kgとなりましたので、超軽量のホイールと認定しました。
DUNLOP DIREZZA RZF 重量計測結果
16inch 7J offset+37mm PCD114.3mm-5H(鍛造1ピース アルミバルブ付き、バランスウエイト無し)5.75kg
前述の通り、RZFの製造には8000トンのプレス機が使われていますが、数千トン規模のプレス機を持ち、鍛造ホイールを製造できる企業は限られています。DUNLOPも自社で鍛造ホイールの生産ラインを持っている訳ではないので、このDIREZZA RZFの生産は、富山のTan-ei-sya(鍛栄舎)に委託されているようです。
このホイールのサイズ表記の方法は、鍛栄舎特有のリムに刻印で表記する形でされていることからも明らかだと思います。
ところで、外径16インチ、7Jというリムの太さのホイールはだいぶ珍しくなってきましたね。
最近の16インチサイズのホイールのラインナップは、せいぜいリム幅6.5Jまでで、主にコンパクトカー用として発売されているものが多いようです。
今回重量計測結果を公開したDIREZZA RZFの様に7Jという太さで、おまけにPCDが114.3mmの5穴ともなると絶滅危惧種的な存在になりつつあると思われます。
このホイールが発売された2005年当時は、ホンダEK9シビックタイプRやDC2インテグラタイプRの流通量がまだまだ豊富で、マツダのNCロードスター等が新車で販売されていた頃でした。
このサイズは恐らくそういった車種への装着が想定されていたのだと思います。