TWS Motorsport T66-F 17inch 7.5J offset+42mm PCD100mm-4H 重量計測結果
GT300やスーパーフォーミュラ、スーパー耐久等にレース用ホイールを供給している日本国内有数の鍛造ホイールメーカーであるTWS。
そのTWSから発売されている鍛造1ピースホイール、TWS Motorsport T66-Fの重量計測結果公開は今回で7回目です。
TWS Motorsport T66-Fの説明については、以前と同じ内容を以下に記載しています。
「T66-Fは全サイズで世界最軽量を目指したモデルです。そのために鍛造の素材そのものから開発を行いました」というTWS広報担当者の発言がネット上にありましたが、素材メーカーと共同開発した6T66材というのが、そのままTWS Motorsport T66-Fの名称に使用されています。
ブランド名であるT66-Fの由来となった6T66材は、通常鍛造ホイールの素材として使用される6000系アルミ(A6061)よりも高強度で、伸びが良く変形しにくい特性を持つ、らしいのです。
今回重量計測結果を公開したこの個体は、17インチサイズなので6T66材を使用したものになりますね。
「伸びが良く」という素材の特性を表現する言葉が事実ならば、ホイールを薄く成形することができ、その上で高強度、かつ変形しにくいという、本来トレードオフとなる特性を実現できた鍛造ホイールだということになるのでしょう。
実際このホイールの重量を計測してみたところ、6.35kgとなり、超軽量ホイールと認定されています。
TWS Motorsport T66-F 重量計測結果
17inch 7.5J offset+42mm PCD100mm-4H(鍛造1ピース ゴムバルブ付き、バランスウエイト無し)6.35kg
因みに6.35㎏という重量を当サイトの17インチサイズ重量ランキングに照らし合わせると、この原稿を書いている2024年10月9日時点で8位となります。
それより上に居るのは2000年代に販売されていたホイールばかり。
その時代のホイールは、より重くなった車体やグリップ力が増強したタイヤに対応するため強度・剛性が求められる現在のホイールより軽量なものばかりなのです。
それらに比肩するTWS Motorsport T66-Fの軽さには驚きです。
因みに、TWSのサイトで、TWS Motorsport T66-Fの情報を確認してみると、このサイズのT66-F の重量は6.40㎏となっています。
エアバルブもセンターキャップだって付いたままなのに、実測の方が500gほど軽いんですね。
これについても驚きです。