ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.42 ポルシェ911カレラ(930型)
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第42回は、都内某所で発見した非常に綺麗なポルシェ911カレラです。
356の後継モデルとなるポルシェ911は、1963年フランクフルトモーターショーでプロトタイプがデビューし、1964年から本格生産に入った901が源流となっています。
発売当初は開発コードと同じ「901」と称していましたが、フランスのプジョーが持つ商標権に引っかかったため「911」と改められたのだそうです。
1977年までのポルシェ911のNAモデルは901型とされるが、1978年以降はターボモデルの形式名称と同じ930型となりました。
また、かつてはレーシングモデルにのみ与えられていたカレラの名称が1984年フランクフルトモーターショーで復活し、翌年1985年から日本に正式輸入されるようになっています。
今回撮影した車両には、巨大なリアウイングの下に「Carrera」の文字が見えるので、並行輸入された個体でないとすれば、1985年から911型の生産が終了する1989年までの年式だと思われます。
ターボモデルと比べると控えめなリアフェンダーを備えているポルシャ911カレラですが、そのタイヤサイズを見てみると…
フロントタイヤには205/55 ZR16、リアタイヤには225/50/ ZR16の文字が見て取れます。
RRのポルシェ911は、重たいエンジンをリアに搭載しているので、前後異サイズとなるのは当然ですね。
タイヤサイズとの適合から考えると、フロントのホイールは16インチ、7Jと普通サイズですが、リアは8J位のやや太めのホイールサイズなのでしょうか。
デザインから判断する限り、このホイールは純正品のように見えますが、非常に綺麗な状態です。
PCDは、ポルシェならではの130mm-5Hですね。
30年以上前の車なのに車体だけでなく、ホイールも含めて極めてコンディションの良い個体だと思われます。
歴代のオーナー達の愛情の深さみたいなものを感じさせるポルシェ911でした。