Tecnomagnesio 205R 16inch 7J offset+25mm PCD98mm-5H 重量計測結果
Tecnomagnesio 205Rはかなり古いモデルのホイールで、手持ちの情報がほとんど無いため、その概要はあまりよくわかっていません。
マグネシオの名の通りTecnomagnesioは、マグネシュウム製ホイールの定番ブランドでしたが、以前重量計測結果を公開したことがあるTM-SPORTが、Tecnomagnesioが初めてリリースするアルミホイールだったらしいので、この205Rはそれ以前のブランドで、マグネシュウム製ということになります。
Tecnomagnesio TM-SPORT 15inch 7J offset+35mm PCD100mm-4H 重量計測結果
2000年以降からある手持ちの自動車雑誌等の資料を見る限りでは、Tecnomagnesio 205Rの情報がないこと、以前重量計測結果を公開したテクノマグネシオブランドとしては初の非マグネシウムのアルミホイールとなるTM-SPORTが発売されたのが1999年ということから考えると、恐らくこのTecnomagnesio205Rは1990年代前半のものではないかと思っています。
サイズ情報が凹上に刻印されていることをみると、このホイールは鍛造と思われ、塗装はオリジナルのものではないようです。
確証はないのですが、この刻印の特徴から鍛栄舎製であることも伺われますので、マグホイールではなくアルミ合金の鍛造ホイールなのかもしれません。
このホイールの重量を計測してみたところ7.00kgとなりましたので、重量的には普通のホイールと認定しました。
Tecnomagnesio 205R 重量計測結果
16inch 7J offset+25mm PCD98mm-5H(鍛造1ピース アルミバルブ付き、15gバランスウエイト月付き)7.00kg
16インチは、リム委幅7Jを想定して、6kg未満を「超軽量」、7kg未満を「軽量」、それ以上を「普通」を認定しています。
今回重量計測結果を公開したTecnomagnesio 205Rは、もう少し軽ければ軽量ホイールに域に入れたので少し惜しい気がしますね。
マグネシウム鍛造ホイールかもしれないということを考えると、7.00kgの重量はやや期待外れなのかもしれませんが、本格的な軽量化の波が押し寄せていなかった1990年代のホイールとしてはかなり軽量だったのだろうと考えています。
因みに、今回重量計測結果を公開したTecnomagnesio 205R は98mm-5HというPCDサイズなので、アルファロメオ用と考えるのが一般的です。
リム幅やオフセット値を考えるとアルファ147・156に加えてランチャデルタインテグラーレ辺りにも使用されていたと可能性があると思っています。
赤いボディに黒いホイールを好むアルファオーナーやランチャデルタオーナーが少なからず居たので、このホイールも黒系のカラーで後塗されているのでしょうね。