ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.36 1965年フォーミュラワン選手権参戦車Honda RA272
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第36回は、東京モーターショー2019のホンダブースに展示されていた1965年のF1参戦車両にしてメキシコグランプリの優勝車、Honda RA272です。
Honda RA272は、1964年に登場したRA271に続く2作目のホンダ製F1マシンです。1.5リッターエンジンの使用を規定したレギュレーションが1965年に終了することがわかっていたため、前年使用したRA271をベースに開発を行ったので、RA272は、RA271改とも言える車両のようです。
ホンダは、RA272を駆るリッチー・ギンサーの手により、1965年のメキシコグランプリでホンダは初の栄冠を手にしますが、今回撮影したのRA272は、リッチー・ギンサーの手により1965年のメキシコグランプリで栄冠を獲得した11号車です。
「ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.34」で、ホンダ本社ビルのウエルカムプラザ青山に展示してあったHonda RA273を取り上げ、PCDを計測したりしましたが、Honda RA273のホイールはPCD100mm-6Hでした。
ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.34 1966年フォーミュラワン選手権参戦車Honda RA273
東京モーターショー2019のホンダブースで今回撮影したHonda RA272も6穴ですので、そのPCDはHonda RA273と同じ100mmであると思われます。
ブロンズっぽい色は同じみたいですが、ホイールのデザインは微妙に異なっているので、同じホイールでは無いようですね。
ゼッケン11のHonda RA272のボディ中部、サイドミラー下のボディパネルは、リベットが打たれ、その周辺が波打ったような箇所があります。
現場で何かを急に取り付けたのでしょうか?決して綺麗な状態ではないのです。
しかし、その部分がかえって実戦をくぐり抜けた感を醸し出し、このHonda RA272が歴戦の名車であると実感させるのです。