MODEX KS-CE 15inch 6.5J offset+45mm PCD100mm-4H重量計測結果
MODEX KS-CEは、株式会社モーデックスから販売されていた鍛造1ピースホイールです。既に廃盤となっていますが、2000年以降に販売されていたホイールのようです。
古いだけでなくマイナーな存在のホイールということもあり、ネットで検索してみてもあまり情報がヒットしないのですが、「ドリキン土屋圭市が開発に関わった」という話は結構有名です。
そのためMODEX KS-CE には、「KEIICHI MODEL」というロゴステッカーが貼られているのです(今回重量計測結果を公開したMODEX KS-CEは、剥がれてしまってありませんが…)。
2000年に発売された雑誌に、問い合わせ先として、このホイールを販売していた株式会社モーデックスの電話番号が記載されているのを発見しました。
その電話番号の市外局番が、082となっていることから、株式会社モーデックスは広島の会社であることが分かります。
Buddy clubブランドを発売していた株式会社ファーストが、2005年あたりで倒産した後、P1レーシングの販売を引き継いだ株式会社モーデックスアルファも広島の会社だったことから、もしかするとどちらも同じ会社なのかもしれません(残念ながら株式会社モーデックスアルファも、2018年に無くなってしまいましたけど)。
実際にこのホイールの重量を計測してみたところ、4.30kgとなりましたので、超軽量ホイールと認定しました。
MODEX KS-CE 重量計測結果
15inch 6.5J offset+45mm PCD100mm-4H(鍛造1ピース アルミバルブ付き、20gバランスウエイト付き)4.30kg
MODEX KS-CEの軽さは、15インチサイズのホイール重量ランキングにおいて、現時点で7位に入ります。
6.5J 以上のリム幅に絞ってみると、これより上位のホイールは、リーガマスターEVOとSPOON SW388しかありません。
かなりな軽量ホイールであることは間違いないようです。
リーガマスターEVOやSPOON SW388同様に、ナット穴の間に肉抜きがされていることもその軽さに貢献しているとは思いますが、それ以外にMODEX KS-CEの軽さの秘密は何だと思いますか?
実はこのホイール、サイズ情報をインナーリムに刻印する特徴からして、あの鍛栄舎製の1ピース鍛造ホイールなのです。
超軽量ホイールの代名詞とも言える、Buddy Club P1 Racing QFやRACING HART CP-035と同じ鍛栄舎製だからこれだけの軽さに仕上がっているのだと思います。
MODEX KS-CEはかなりマイナーな存在で、オークションでも稀に見かける程度です。
ただ、この軽量具合を考えると、軽いホイールが欲しい人は、候補の一つに挙げても良いのではないでしょうか?