純正ホイールのメリット・デメリット
このサイトを訪れてくれてくださる皆さんの大半は、ホイールの重量データに興味を持たれていることから、車好きで、軽量な社外ホイールに惹かれている方が多いのではないでしょうか?
車を購入すると、付いて来た純正ホイールは、速攻取り外して物置の片隅に保管するか、スタッドレスタイヤに付け替えて、冬季だけしか使用しない人も多いと思います。
そんな皆さんには全く興味が無いかもしれませんが、今回は純正ホイールのメリット・デメリットにつていまとめてみたいと思います。
純正ホイールのメリット
純正ホイールのメリットは以下の3点ではないでしょうか?
純正ホイールのメリット その1=サイズ的にピッタリ合う
装着される車両があらかじめ決まっているので、サイズの面で、その車両にピッタリ合います。
ホイールサイズは、装着する車両によって異なります。ホイールのサイズが合わないと、車体からはみ出たり、ホイールアーチ内やブレーキと干渉したり、そもそも取り付けられなかったりしますが、純正ホイールならば、その様なことは起こりません。
センターハブの径もピッタリ合っていることが多いので、ハブリングを付けのるか、付けないかで迷う事もないでしょう。
純正ホイールのメリット その2=デザイン的にピッタリ合う
全ての純正ホイールがそうだとは言いませんが、装着される車両があらかじめ決まっているので、デザインの面でも、その車両にピッタリ合うことが多いのが、純正ホイールのメリットです。
車好きな人でも、社外ホイールに交換しない人が結構います。
好んで純正ホイールを選択する人も少なくありません。
純正ホイールは、そもそもデザイン面でその車種に合うようにトータルコーディネートされていますので、車両のデザインに最も馴染むことが多いと思います。
純正ホイールのメリット その3=丈夫
社外ホイールと比較すると、純正ホイールの重量は押し並べて重いのですが、その分強度・剛性に余裕があるようです。
自動車メーカーは、ホイールを極限まで軽量化するリスクを負うつもりはなく、破損や変形によるクレームが出ないように、純正ホイールには十分な強度・剛性を持たせているのでしょう。
そのため純正ホイールは極めて丈夫なことが多いですし、塗装も分厚く剥がれ難いものになっています。
軽量ホイールの中には軽量さを優先するあまり、薄い塗装が仇となって、ちょっとした擦れで塗装が禿げてしまう物もありますが、純正ホイールの塗装は何層にも重ねて塗られていて、そういった問題が起こり難いものが多いのです。
純正ホイールのメリット 番外=リセールバリューが高い
純正ホイール中でも上級グレードのオプションホイールは、その車種のアイコン的な存在でもあるので、下位グレードのオーナーがアップグレード感を出すために好んで入手したがります。
また、自動車メーカーを代表するような車種の純正ホイールは、同じ自動車メーカーで流用可能な車種に乗る人達がそれを欲しがることが多いです。
そのためオークションでは、高値で取引される例が少なくありません。
但し、リセールバリューが高い期間は、オプション設定されている車種の発売直後から、モデルチェンジ前後までがピークで、その後は、取引価格が下がってしまうことが一般的です。
極稀に希少車種の純正ホイールはいつまで経っても下がらないものがあります。
ホンダNSXやスバルインプレッサS22B等の純正ホイールの取引価格は、今後も下がる事はなさそうですね。
純正ホイールのデメリット
続いて、純正ホイールのデメリットですが、以下の2点ではないでしょうか?
純正ホイールのデメリット その1=軽くない
これについては、純正ホイールのメリットである「丈夫」の裏返しでもあるので、仕方が無いことだと思いますが、純正ホイールのデメリットのその1は「軽くない」ことです。
既に幾つかの純正ホイールや純正オプションホイールの重量計測データを公開していますが、何れも超軽量ホイールの域に入るものはありません。
その理由は、そもそもいたずらに軽さを追求していないからなのでしょう。
純正ホイールは、それが付いている車両の用途や、使用シーンが限定できないので、強度に余裕を持たせた造作にせざるを得ないのだと思います。
サーキット走行やジムカーナ等、軽さを求められる一方で、競技走行を走りきれば問題がないとされる超軽量ホイールに対し、普段使いがメインで、長期にわたって使用され、場合によっては荒れた路面でも走行される純正ホイールでは、求められる強度・剛性に違いが出るのは仕方が無い事だと思います。
純正ホイールのデメリット その2=ありふれている
私は某ユニク○社の服を愛用しているのですが、手軽な値段で購入できる半面、街中で同じ服を着ている人と出会ってしまう、所謂「被る」ことが多々あり、ちょっと恥ずかしくなることがあります。
販売台数の多い車種で純正ホイールの組み合わせは、ユニク○並に、街中で多く見かけることになりますので、どうしても「ありふれている」感が拭えないのがデメリットと言えるでしょう。
逆に言えば、販売台数の多い車種のオーナーが、オリジナリティを出そうと思ったら、社外ホイールを選択することが一番適しているのかもしれません。
プリウスに純正ホイールだと、ちょっと年寄りくさいですものね…
どうですか?純正ホイールにも結構メリットがありますよね。
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