RAYS VOLK Racing ZE40 18inch 8.5J offset+50mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
RAYS VOLK Racing ZE40の重量測定結果公開は今回でついに3回目です。
RAYS VOLK Racing ZE40の概要についての説明は、以前と同じものを記載しております。
『TE37、CE28N、RE30と続く、RAYSにおけるRacingホイールの直系といった位置付けとなるRAYS VOLK Racing ZE40の重量計測結果公開の機会を遂に得ました。
RAYSのサイトには「驚くほどに進化するハイグリップタイヤは各部をへし曲げんばかりの応力をホイールに伝える。普遍的で５ラグホイールには理想的なレイアウトが可能な10スポークがその応力をも跳ね返す。Ｚに込めた思い、この先10年はこのZE40を上回るSTRONGホイールは生まれないだろう。これまで培った解析・形状の見直しを何度も繰り返し見出した、最適かつ最上、造りこまれたカタチはまさに機能美。」といった記載がありあす。
ブランド名であるZE40の由来は、剛性面において、この先10年このホイールを超えるものが存在しないことを意味する究極のZ、VOLK Racingの40周年の節目に発売されたことを意味する40とのことですが、Eだけはその意味がわかりません。
TE37とCE28のEは「EVOLUTION」を意味し、RE30のEは「EQUIPMENT」を意味しているので、ZE40のEもそのどちらかだと思います。』
（「ホイールメーカー・ブランド 名前の由来について」のページも是非ご参照下さい）。
このホイールの重量を計測してみたところ、8.10kgとなりましたので、軽量ホイールと認定しました。
RAYS VOLK Racing ZE40 重量計測結果
18inch 8.5J offset+50mm PCD114.3mm-5H（鍛造1ピース ゴムバルブ付き、60gバランスウエイト付き）8.10kg
繰り返しになりますが、RAYS VOLK Racing ZE40の重量測定結果公開は今回で3回目です。
これまでに計測したサイズは、18インチ、7.5J、オフセット+48mm、PCD100mm-5Hと、17インチ、8J、オフセット+38mm、PCD114.3mm-5Hの二つでしたが、何れも超軽量ホイールと認定されています。
今回重量計測結果を公開した18インチ、8.5J、オフセット+50㎜、PCD114.3mm-5Hサイズは、残念ながら軽量ホイール認定止まりとなりましたが、これは、8.5Jという少し太めのリム幅が影響していると思われます。
それだけでなく、最近のスポーツホイールは、進化し続けるタイヤのグリップに負けないように、剛性や強度に向上させていかなければならないため、軽さだけを追い求めることは難しい時代になっていることもあるのでしょう。
RAYS VOLK Racing ZE40のこの重量は、レイズのサイトに書かれてある通り、軽さだけにその存在意義を求めていないということの表れだと思っています。
進化するタイヤグリップに対応するため、剛性・強度の高さを求めたRAYS VOLK Racing ZE40ですが、剛性・強度以外にもハイグリップタイヤへの対応がはかられています。
それが、リムのタイヤ接合面に刻まれたローレット加工です。
ローレットとは、金属に施す細かい凹凸状の加工のことで、レースやジムカーナといったコンマ秒差を争う自動車競技で、急激な加速・減速時にタイヤのグリップに負けてホイールだけが空転することを防ぐため滑り止めです。
RAYS VOLK Racing ZE40のタイヤ接合面には、この様にかなりしっかりしたローレット加工が施されているのです。
そういったことからRAYS VOLK Racing ZE40は、グリップの高いタイヤを履いてのサーキット走行などに最適なホイールだと言うことができると思います。
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