TWS Motorsport T66-F PROⅡ+ 17inch 7.5J offset+44mm PCD100mm-5H 重量計測結果
GT300やスーパーフォーミュラ、スーパー耐久等にレース用ホイールを供給している日本国内有数の鍛造ホイールメーカーであるTWS。
そのTWSから発売されている鍛造1ピースホイールであるTWS Motorsport T66-Fについては、これまで何度も重量データを公開していますが、その派生モデルであるT66-F PROⅡ+の計測機会は今回が初めてです。
今回重量計測結果を公開するTWS Motorsport T66-F PROⅡ+は、TOYOTA GAZOO Racing GR86 / BRZ Cupの認定部品で、レースレギュレーションによって定められた17インチ、7.5J、offset+44mmというサイズとなっています。
現行モデルであるZN8トヨタGR86/ZD8スバルBRZで競われるTOYOTA GAZOO Racing GR86 / BRZ Cup以前に、一世代前のZN6トヨタ86とZC6スバルBRZで競われたTGR 86/BRZ Raceというものがあり、この当時の認定部品であるTWS Motorsport T66-F PROというモデルが存在していましたが、こちらは16インチ、7J、offset+48mmというレースレギュレーションサイズでした。
このホイールの重量を計測してみたところ、6.85kgとなりましたので超軽量ホイールと認定しました。
TWS Motorsport T66-F PROⅡ+ 重量計測結果
17inch 7.5J offset+44mm PCD100mm-5H(鍛造1ピース ゴムバルブ付き、バランスウエイト無し)6.85kg
TWSのサイトで、TWS Motorsport T66-F PROⅡ+の情報を確認してみると、「+」の無いTWS Motorsport T66-F PROⅡというモデルも存在しています。
どちらもTOYOTA GAZOO Racing GR86 / BRZ Cupの認定部品で、「+」の無いT66-F PROⅡが2022年4月に発売され、さらに剛性強化版のT66-F PROⅡ+が2023年4月に追加されたという経緯があるのです。
TWSのサイトを見ると、どちらも「GR86 / BRZ Cupレース用に進化したT66-F。剛性としなやかさと超軽量のバランスを突き詰めたProスペック。」と記述されているモデルなのですが、その重量はベースモデルとなるT66-F PROⅡが6.40g/1本、追加モデルのT66-F PROⅡ+が6.82㎏/1本となっています。
その差は、ベースモデルのT66-F PROⅡの方が420g軽量なのですが、その一方で強化版のT66-F PROⅡ+は、ベースモデル比で剛性値が15%アップしているのだそうです。
価格はどちらも1本81,000円(税別)。
軽さを選ぶか、剛性を選ぶか迷うところですね…
私個人としては、420gの差なら高剛性のT66-F PROⅡ+を選ぶと思います。
なんたって「+」ですからね