予告編でもお伝えした通り、世界最大級のカスタムカーイベントであるTOKYO AUTO SALON 2024に行ってきました。

 

東京オートサロン2024に行ってきました

 

今回の記事では、ホイールメーカーやホイールを販売する企業のブースに限ってレポートします。

 

TOKYO AUTO SALON 2024で見つけたその他のホイール関連の話題は、今回とは別な記事でまとめる予定です。

 

では、ここから本題の国内ホイールメーカーの2024年新作ホイール（発売予定・開発中のもの含む）についてレポートを始めます。

 

幕張メッセのゲート前に9時過ぎに到着するも、入場するのはそこから更に並んで、漸くメインゲートをくぐって取材を開始したのは10時近く。

 

先ずはメインゲートから一番近い北ホール9・10・11から取材を開始。

 

SHIBATIRE

 

2023年3月にホイールまでもリリースしたSHIBATIRE。

 

そのブースに展示してあったのがこれ。

 

スポーツホイールでは、鍛造ホイールのF23と鋳造ホイールのG23をラインナップしている。

 

展示ブースにいた担当の方に聞いたところ、鍛造ホイールのF23は中国製であるとのことでした。

 

スペック表に記載されている重量はそれほどではないけど、鍛造ホイールまでラインナップしていることにビックリしました。

 

ホイールサプライヤーとしては新顔のSHIBATIREですが、D1GPとかでの活躍を見ていると、タイヤだけではなくホイールに関してもアグレッシブに来そうな感じがプンプンしました。

 

今後の期待大だと言えるでしょう。

 

WATANABE

 

その次に訪れたのはレーシングサービス ワタナベのブース。

こちらはトラディショナルなデザインのホイールが売りなので、全くの新作ホイールと言うのは見当たりませんでしたが、ブース最前にあったForging Rを撮影。

 

15インチ８Jで5.0kgジャストは、かなり軽量だと言えるでしょう。

 

 

続いてメインゲートから立地的に一番離れた奥の東ホール7・8移動しました。

 

WORK

 

東ホール7・8で最初に訪れたのはWORKのブース。

 

ブースの担当者に「2024年に発売するスポーツホイールはありますか？」と尋ねたところ、WORK EMOTION ZR7というツイン7本スポーク新作ホイールを出すらしい。

 

ブース担当の方からのお話では、他のEMOTIONシリーズでは、豊富なサイズ・カラー設定を用意しているが、このEMOTION ZR7は、グローガンメタ、チタニウムホワイト、マットブラックの3色のみで、他のEMOTIONシリーズと比べてサイズ設定も限られるという話しでした。

 

ブースで貰った2024年新版カタログを見ると、EMOTION ZR7はWFT（WORK独自のフローフォーミング）製法で作られた鋳造ホイールで、細身の7本スポークデザインを採用したのは、「重量を増すことなく剛性を確保するため」と書かれています。

 

同じく7本スポークのEMOTION T7Rも、2024年新版カタログに掲載されていたので、T7Rのモデルチェンジ版と言う位置付けではないようですね。

 

TOM‘S

 

続いて訪れたのは、昨年もオリジナルブランドのホイールをリリースしていたTOM‘Sブース。

 

今年もTWF05という鍛造ホイールを発売するようです。

 

TWFブランドはTOM‘S独自デザインの鍛造ホイールで、このシリーズとしては既にTWF01からTWF04までリリースされていますが、2024年に最新のTWF05を追加するという訳ですね。

 

但し、このTWF05はそのデザインを見ても分かる通りスポーツホイールという位置付けでは無いです…

 

BBS

 

東ホール7・8で最後に見たのはBBSのブース

 

BBSブースには2024年発売予定となっているFI-R EVOが展示されていた。

 

EVOの文字が付いた既存ブランドのFI-Rの進化版で、車種専用設計とすることで、極限までスポークの肉抜きしているらしいです。

 

ガッツリ肉抜きされていますねぇ～

 

 

AME

 

東ホール7・8から中ホール4・5・6に移動して、最初に訪れたのはAMEのブース。

 

TRACER GT-Vのプロトタイプが展示されていたので、ブース担当者に確認したところ、新色の白で、17インチサイズを開発中と言う話でした。

 

ということは新作と言うより、サイズとカラー追加って感じですね。

 

2024年新版カタログを見ると、TRACER GT-Vの17インチサイズは、2025年1月発売予定となっていました。

 

TWS

 

続いて訪れたのはTWSのブースです。

 

ブースに展示されていたフェラーリです。

 

めっちゃカッコイイので、思わず撮影してしまいました。

 

TWSのブースでは、新作ホイールがまとめて展示されていました。

 

この中で最もスポーツホイールらしいのは、中段中央と右に展示されているRS 339なのですが、このホイールは2年前の東京オートサロン時点で、既に新作ホイールとして発表されていたものです。

 

その後も正式発売されていなかったのですが、ブース担当の方のお話によれば、いよいよ発売時期が確定したとのことです。

 

発売時期は2024年3月。

 

18インチサイズから発売されるとのことでした。

 

ブースで貰ったTWS motor sportの2024年新版カタログにも、RS 339の情報が記載されているので間違いないでしょう。

 

TWS motor sportの2024年新版カタログを見ると、カラー設定はFlat Racing GunmetalとFlat Bronzeの2種になっていました。

 

「RS 339以外に気になるスポーツホイールは無いのか？」と、ブース内を探していたところ、何やら見た目に軽そうで、いかにもスポーツホイールらしいものを見つけました。

 

TWS Racing WheelsのRSC 212です。

 

ブース担当の方のお話によれば、このホイールこそT66-Fの原型となったもので、VLN and Nürburgring 24h用 鍛造アルミホイールなのだそうです。

 

いろいろお話を聞かせて頂いたTWSのブースでは、2024年新版カタログ以外にカレンダーも頂きました。

 

有難うございます。

 

KOSEI

 

TWSの後に訪れたのはKOSEIのブースだったのですが、ブース担当の方に確認したところ、現在のスポーツホイールのラインナップが既存ブランドのK-1 Racingのみということでした。

 

超軽量なK-1 Racingを世に出しているKOSEIさんの今後に期待しています。

 

 

MID

 

次に訪れたのはMIDのブースです。

 

一部メディアで公にされている通り、MIDのスポーツホイールで2024年の新作は2種あります。

 

RMP RACING R50 TypeSとTR50です。

 

どちらも鋳造1ピースホイールで、R50 TypeSはグリーンの、TR50はレッドのラインとロゴステッカーが映えています。

 

特に5本スポークのディスクデザインを採用したTR50は、リー〇マ〇ターっぽくて、個人的に好きなタイプです。

 

 

DUNLOP

 

古くはFORMULA CP-Gや、2010年代にRZFやRSCといった軽量スポーツホイールを発売していたタイヤメーカーのダンロップ。

 

その後に期待して、東京オートサロンでは毎年ブースを確認しているのですが、今年もホイールのリリースは無さそうです。

 

今後に期待しましょう…

 

 

WEDS

 

中ホール4・5・6で最後に取材したのはWEDSのブース。

 

2024年のWEDSの新作ホイールSA-62Rです。

既に一部メディアで公開されていたので、先ずはこちらを撮影。

 

ブースで頂いた2024年新版カタログを見ると、WORTH BLACK CLEAR、EJ-BRONZEⅡ、PLATINUM SILVER BLACK、BLUE LIGHAT CHROMEⅡの4色設定となっています。

画像のはEJ-BRONZEⅡですね。

 

これとは別に気になったのはこちら。

 

 

 

 

ネームプレートには「TC-105X DSR」と書かれていることから、既存TC-105Xの派生品と思われます。

 

SAMPLEという記載もあるので、試作品なのだろうか？

 

ブースにいたWEDSの関係者に確認したのですが、「本品の担当者不在」とのことで詳細は分からなかったのです。

 

スポーク裏に指を入れてみたところ、凸状となっている箇所があるので、鋳造ホイールだと思われます。

 

また、帰宅後「TC-105X DSR」で検索してみたら、DSRはDual Step Rimであることが分かりました。

 

その程度の情報しかないが、このTC-105X DSRはカッコイイと思います。

 

是非市販化を期待したいです。

 

これ以外に、WEDSの切削鍛造ホイールのF ZEROシリーズも2024年にFZ-5にバージョンアップするみたいです。

 

 

ENKEI

 

中ホール4・5・6から西ホール1・2・3に移動して、最初に訪れたのはENKEIのブース。

 

エンケイブースには2024年新作ホイールであるWPS NVR5が展示されていました。

 

ブース担当の方に確認したところ、製法は切削鍛造で、発売は決だが時期未定とのこと。

 

ブースで頂いた2024年新版カタログを見る限り、WPS NVR5のサイズ設定は、20インチ10Jと11Jの2サイズのみで、現時点ではNISSAN GT-R用のみという感じに見えましたね。

 

BRIGESTONE

 

続いて訪れたのはBRIGESTONEのブース。

 

BRIGESTONEのブースには、GC-010Ｖのプロトタイプが展示されており、ブース担当の方のお話では、今回の東京オートサロン等の反響を踏まえた上で、カラー設定を検討し、その後にリリースの予定となっているとのことでした。

そのため発売時期は未定とのこと。

 

また鋳造ホイールのSW010の後継モデルも検討中らしいです。

 

BRIGESTONEのブースには、こんな洒落の効いたものも展示してありました。

 

昨年の東京オートサロンでベールを脱ぎ、2023年12月から発売されているSUPER R･A･P evo。

 

その隣には食材を包むのに適したスーパーなラップ。

 

ブース担当者のご厚意で一つ頂くことが出来ました。

 

家に持ち帰ったら、私以上に家族が喜んでおりましたよ。

 

YOKOHAMA

 

次に訪れたのはYOKOHAMAの展示ブース。

 

例年タイヤ以外にホイールだけの展示ブースを設けているYOKOHAMAは、タイヤメーカーの中で一番ホイールに力を入れているメーカーだと思いますね。

 

ブースに居た関係者に「2024年の新作スポーツホイールはありますか？」と聞いたところ、ADVAN Racing RZⅢとADVAN Racing RC-4の2ブランドがそれになるとのことでした。

 

RZⅢはセンターサークルがダイヤカット処理され、RZⅡに比べて高級感が増したような感じですし、RC-4はRCⅢより細身のスポークでより軽量になったように見えますね。

 

どちらも旧モデルと比較して、より進化しているように感じられるのは私だけでしょうか？

 

RAYS

 

そして最後は日本の誇る鍛造ホイールメーカーRAYSのブースです。

 

 

相変わらずRAYSのブースは広いです。

 

ホイールメーカーのブースとしては恐らく一番広く、圧倒的な数のホイールが展示されています。

 

それらは全くの新作なのか、サイズ追加なのか、カラー追加なのかも分らず、目当ての新作ホイールを自分で探すのは難しいと判断し、とりあえずスポーツホイールっぽいもので、「2024 NEW WHEELS」と表記されているホイールを片っ端から撮影していきました。

 

ブースで頂いた2024年新版カタログで、「BRAND NEW MODEL」と表記されているものをピックアップすると、以下のブランドがRAYSの2024年新作スポーツホイールに該当すると思います。

 

VOLK RACING NE24 club sport

VOLK RACING G025 GC

VOLK RACING G025 LTD

VOLK RACING TE37V 2324 MODEL

gramLIGHTS 57NR

gramLIGHTS 57C6 Spec M

 

ちゃんと探せば、未だRAYSのスポーツホイールで2024年新作があるかもしれませんが、記事の締め切りもあるのでこれ位にしておきます。

 

 

さて、これにて「TOKYO AUTO SALON 2024 ホイールレポート 本編」は終了です。

 

長文を最後までお読み頂いた方、まことに有難うございました。