ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.107 TOYOTA 2000GTスタイル細谷四方洋グランプリ号（レプリカ車両）

レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。

 

第107回は、東京オートサロン2023のロッキーオートブースに展示してあったTOYOTA 2000GTスタイル細谷四方洋グランプリ号です。

 

愛知県岡崎市にあるロッキーオートは、トヨタ2000GTやハコスカ・ケンメリGT-Rなど、絶版車のレストアやカスタマイズを行うショップなのですが、トヨタ2000GTの精巧なレプリカであるROCKEY3000GTを製造している車両ビルダーでもあります。

 

ロッキーオートが東京オートサロンに持ち込んだ2台のトヨタ2000GTのレプリカの内、赤い方の一台は、1966年の日本グランプリにおいて、細谷四方洋氏の手により、3位表彰台に上がったトヨタ2000GTプロトタイプのレプリカになります。

 

プロトタイプのレプリカということもあって、通常のトヨタ 2000GTとは外観が異なり、フロントグリルは空力抵抗を減じるためのカバーに覆われ、特徴的なリトラクタブルライトは存在せず、加えて左のヘッドライト後方にはインテークダクトの様なものが存在しています。

 

 

装着されているホイールはワンオフ製作品で、フロント7.5J、リア8.5Jとしかスペックが公開されていません。

 

因みに1966年の日本グランプリに出走したオリジナルのトヨタ2000GTプロトタイプの画像を見て確認しましたが、このレプリカ車両のオリジナルの再現性はかなり高いです。

 

レプリカとは言え、作り手の情熱とコダワリが感じられるモデルだと思います。

 

ただ、ホイールに関しては、センターロック式オリジナルにたいして、外観は似ていて、センターキャップがロックナット的なデザインの5穴ホイールが装着されています。

 

ワンオフ製作のホイールですが、センターロック式までは流石に再現しなかったんですね。