ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.81 スバルアルシオーネ EA82型
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第81回は今年11月に訪れた首都高速の大黒パーキングエリアで撮影したスバル アルシオーネです。
プレアデス星団(すばる)で最も明るい恒星のアルキオネから名をとり、スバルの創業から現在に至るまで、唯一のリトラクタブルヘッドライトが搭載されたアルシオーネは、1985年6月に発売されました。
エンジンと足回りは3代目レオーネと共通なのですが、リトラクタブルヘッドライトを採用した特徴的なウェッジシェイプの先進的なスタイリングがアダとなり、販売面ではかなり苦戦した車種だったと聞いています。
1987年7月に水平対向6気筒エンジンを搭載した2.7VXを追加するも販売数は上向かず、スバル起死回生のヒット作となるBC/BF型レガシィが発売された後も販売が続けられましたが、1991年9月に後継車のアルシオーネSVXと入れ替わる形で販売終了してしまいます。
それから既に30年が経過、そもそも販売台数が少ない上に、不人気のため(オーナーの皆様 言い切ってしまって大変申し訳ございません…)、後に廃車される個体も多く、動態保存されている車両はかなり少ないと思われ、レアな車であることは間違いないでしょう。
そんなスバルアルシオーネに装着されているホイールは、SUBARUのロゴがある純正ホイールで、四角いセンターキャップはボディデザイン同様特徴的なホイールです。
タイヤサイズ表記を見ると、前後共に185/70R13とありますので、この純正ホイールは13インチサイズなのですね。
PCDを計測してみたところ、驚きの数値となりました。
なんとPCDは140mmです。
同じ水平対向エンジンを搭載するポルシェ超えとなりました。
いろいろ調べてみたら、後に追加された2.7リッター水平対向エンジンを搭載した2.7VXのホイールは、14インチ化され、BC/BF型レガシィと同じPCD100mm-5Hに変更されたのですが、それ以外のモデルは、3代目レオーネ等と同じ140mm-4Hとなっているようです。
水平対向エンジン界のライバル、ポルシェへの対抗意識という訳じゃないんですね。
販売当時不人気だったアルシオーネ(オーナーの皆様 再び言い切ってしまって大変申し訳ございません…)ですが、リトラクタブルライト周りのフロントデザインは、見ようによっては爆発的にヒットしたホンダ プレリュードに似てなくもないですよね。
「売れる」、「売れない」の差はどこにあったのでしょうかね?