特定のホイールメーカーと結び付きが強いプロフェッショナルドライバーと言えば?

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ホイールメーカーは競争力の高いレーシングチームやレーシングドライバーをスポンサードして、使用する競技車両に自社ブランドのホイールを装着し、その競技車両が活躍することで自社ホイールブランドの名声を高めようとします。

 

だからレーシングチーム・レーシングドライバーの競争力が落ちれば、スポンサーから降りてしまうのは当たり前。

 

長年同じレーシングドライバーをホイールメーカーがサポートすることは結構稀なのです。

 

競争力が落ちたレーシングチーム・ドライバーがスポンサードを切られて関係が無くなるパターンだけでなく、実力を付けたドライバーが、より条件の良いチームに移籍することでドライバーとホイールメーカーの関係が途切れる逆のパターンもありますね。

 

そんな中でも、いくつか稀有な例が存在していて、「誰々と言えば〇〇のホイールブランド」という特定ホイールメーカーと極めて結び付きが強いドライバーがいない訳では無いのです。

 

数あるホイールブランドにおいて、特定のドライバーとの結び付きが強いと言えるのは、タイヤメーカーである横浜ゴムが提供しているADVANブランドのホイールです。

 

横浜ゴムは、レース、ラリー、ダートトライアル、ジムカーナ、何れの自動車競技でも黒地に赤のADVANカラーの競技車両を走らせ、チームをスポンサードしています。

 

ADVANブランドのホイールは、市販車用がメインですので、純然たるレース用ホイールを使用するレース車両にはADVANブランド以外のホイールを使用せざるを得ませんが、市販車で競われるラリー、ダートトライアル、ジムカーナに出場するADVANカラーの競技車両には、当然ADVANブランドのホイールが装着されます。

 

中でも、1979年にタスカエンジニアリングを母体としてし結成され、全日本ラリーのみならず、WRCでも活躍したADVAN-PIAAラリーチームは、ほぼADVANブランドのラリーホイールだけを使用していました(海外ラリーでは、レギュレーションの関係で使用できないなんてことがあったんでしょうかね?昔の画像を見ると、他社ブランドを使用していることがあったりしています)。

 

このADVAN-PIAAラリーチームは、古くは山内伸弥、後半は奴田原文雄というエースドライバーを擁し、数多くのチャンピオンを獲得することになるのですが、

ADVANブランドのホイールと言えば、異なる時代を支えた二人のエースドライバーと言うことになるでしょう。

 

だから、ADVANブランドのホイールと言えば、オールドラリーファンにとっては山内伸弥さんですが、殆どの人にとっては「ランエボ使い」の異名も持つ奴田原文雄さんになると思うのです。

 

それ以外には特定ホイールメーカーと結び付きが強いドライバーはいないの?と聞かれると、スポンサーとスポンサードドライバーという関係ではないのですが特定ホイールメーカーと結び付きの強いレーシングドライバーがもう一人存在します。

 

現役時代に「日本一速い男」と呼ばれていた星野一義さんですね。

 

星野一義さんと関係が深いホイールメーカーはエンケイで、両者の結び付きが生まれたのは、代表を務めるホシノインパルの最初の独自ブランドホイールとなるインパルD-01シルエットを1980年に発売する際、製造を担ってくれたのがエンケイだったからなのだそうです。

 

以来40年以上両者の関係は続き、ホシノインパルからリリースされるホイールは全てエンケイ製となっています。

 

また、星野一義さんが代表のレーシングチームであるTEAM IMPULでは、レース用ホイールにエンケイをチョイスしていることからも両者の結び付きの強さを感じることができると思います。

 

https://www.enkei.co.jp/news/details/2539619e4ce9179974da3ae7df1ba660efc218ad.html

 

 

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