リムズマガジンのVol.2を買った

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昨年春に発刊されたリムズマガジンのVol.2が書店に並んでいたからホイールマニアの自分はVol.1と同様に迷わず買った。

 

リムズマガジン Vol.1って本を買った

 

リムズマガジンは、どちらかと言えばデザイン重視の大口径ホイールが取り上げられている雑誌で、自分好みの軽量なスポーツホイールはあまり出てこないのだが、選り好みしないで買って読めば、意外に新たな発見があるものなのだ。

 

今回の新たな発見は、スペインにディリンジャーという鍛造ホイールメーカーが存在しているということと、アメリカに「1221」という鍛造ホイールブランドが存在し、そのブランドにカーボンリムのモデルが追加されたということ。

 

スペインにホイールメーカーなんて…ということも驚いたが、カーボンリムホイールの画像を見て、その可能性に衝撃を受けた。

 

リムズマガジンに掲載されている画像から、2ないし3ピースホイールと見られる「1221」のカーボンホイールのリムは、イギリスに拠点をおくホイールメーカーであるDYMAGが提供しているものなのです。

 

そう、その昔WTCCやWRCに競技用ホイールを提供していたあのDYMAGだ。

 

消えたコンペティションホイールブランド SPEEDLINEとDYMAGのその後

 

DYMAGがカーボンホイールに傾注しているのは知っていたけれど、カーボンリムを外販していることに驚いた。

 

アルミのディスクとカーボンのリムは溶接出来ないから、カーボンリムのホイールは、2ないし3ピースならざるを得ないのだけど、であるならば、外販されているカーボンリムを調達し、マシニングで削り出したディスクと繋げるだけで、軽量なホイールが簡単に「いっちょ上がり」となるわけだ…

 

軽量スポーツホイールは、1ピースと言う固定概念は崩されるかもしれないと思いましたね。

 

また、良質な軽量スポーツホイールを提供する日本のホイールメーカーの技術的な優位性が失われるかもしれないとも思いました。

 

リムのスピニング加工(フローフォーミング加工)とディスクのマシニング加工の一般化により、既に鍛造ホイール製造の領域では、日本メーカーの絶対的な優位性が失われる始めていると思っています。

 

スペインに鍛造ホイールメーカーが存在していることがそれを表していると言っても良いでしょう。

 

今後、カーボンリムが一般化し、その規格が決定してしまえば、ホイールのデザインに飽きたら、ディスクだけ買い替えて、リバレルするなんてことが当たり前の時代がやって来てもおかしくないと思えたのだ。

 

もしかしたら、ホイールの世界でのゲームチェンジが、近い将来起こるかもしれない。

 

そんな中でも私の大好きな日本のホイールメーカーには頑張って欲しいと願っている。

 

なんってことを考えてしまうリムズマガジンのVol.2でした。

 

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