軽量なだけではない、競技用アルミホイールとは? 一般車両に取り付けられる競技用ホイールブランドの一覧

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競技用ホイールと言われて頭に思い浮かぶのはどのようなホイールでしょうか。

 

F1等のフォーミュラー、純然たるレーシングカー等に装着されているセンターロック式のホイールを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

 

ホイールメーカーの中でもエンケイは、そのサイトにセンターロック式のホイールの情報をアップしている数少ないメーカーです。

 

例えば、以下の様なホイールです。

https://www.enkei.co.jp/product/wheels/MotorSport/ES-181/

https://www.enkei.co.jp/product/wheels/MotorSport/RAseries/

 

4つから5つのボルト・ナットで車体に取りつけられる一般的なホイールとは違い、これらはレース中にタイヤ交換することになっても時間がかからないように、センターハブ1か所でロックされるホイールで、その見た目からも競技用であることが明らかなのですが、一般的な車両に取り付けることはできません。

 

では、一般的な車両に取り付けられる競技用のホイールは存在しないのでしょうか?

 

実は、皆さんの愛車に取り付けることの出来る競技用ホイールだってちゃんと存在するのです。

 

一般的な車両にも通り付けられる競技用ホイールブランド

 

「競技用ホイール」と一口に言っても、純然たるレーシングカーに装着するセンターロック式以外に、グラベル・ターマック向けのラリー用や、単一の車種で競われるワンメイクレース用に設定されたサイズがあるホイールブランドがいくつか存在するのです。

 

これらのホイールは4つから5つのナットボルトで車体に取り付けられ、軽いだけでなく、競技走行中の高いGにも耐え得る強度・剛性を保持し、タイヤの空転ロスを防ぐため、ローレット加工やショットブラスト加工が施されているものが大半です。

競技用とされていますが、競技会場以外の一般道での使用も可能なので、軽いだけでなく高剛性なホイールなのです。

 

そんな競技用ホイールブランドを以下に挙げてみました。

 

ENKEI Sport RC-T5/RC-G5

WORK M.C.O Racing

TWS MotorSport T66-F

SSR GTF01

 

上記5ブランドが、2021年2月現在も購入できて、且つ一般的な車両に装着できるホイールだと思います。

 

ENKEI Sport RC-T5

ENKEI SPORT RC-T5 18inch 8J offset+48mm PCD114.3mm-5H 重量計測画像ENKEI SPORT RC-T5 15inch 6.5J offset+40mm PCD114.3mm-5H 重量計測画像

 

ENKEIの第五世代の競技用ホイールで、ターマック用となるのがRC-T5です。

鋳造製法で作られていますが、エンケイ独自で最新のフローフォーミング製法となるMAT-DURA FLOW FORMINGで製造されて、薄リムのため比較的に軽量です。

 

ENKEI Sport RC-G5

ENKEI SPORT RC-G5 15inch 6.5J offset+35mm PCD114.3mm-5H 重量計測画像

 

ENKEIの第五世代の競技用ホイールで、グラベル用となるのがRC-G5です。

鋳造製法で作られていますが、RC-T5同様、エンケイ独自で最新のフローフォーミング製法となるMAT-DURA FLOW FORMINGで製造されて、薄リムのためグラベル用ホイールとしては比較的に軽量です。

 

WORK M.C.O Racing

WORK M.C.O RACING Type CS 16inch 7J offset+42mm PCD114.3mm-5H 重量計測画像

 

モーター・コンセプト・ワンの略をブランドネームに持つM.C.O RACINGは、WORKのホイールラインナップの中では最もスポーツ性の高いブランドというポジションを担っており、WORKが実施しているワーク・モータースポーツ・スカラシップで提供されるホイールブランドでもあります。

18インチサイズに加え、グラベル競技用の15インチサイズもラインナップされており、どちらも鋳造製法で作られていますが、WORK独自で最新のフローフォーミング製法となるWFT(WORK FLOWFORMING TECHNOLOGY)で製造されて、薄リムのため比較的に軽量です。

 

 

TWS MotorSport T66-F

TWS Motorsport T66-F 17inch 8J offset+45mm PCD112mm-5H 重量計測画像

 

全サイズで世界最軽量を目指し、そのために素材となる6T66材というアルミ合金そのものから開発を行ったTWS MotorSport T66-Fは、GAZOO Racing 86/BRZ RACEとGAZOO Racing Netz Cup Vitz Race、ROADSTER NR-A (ND) Party RaceⅢのレギュレーションに合致したサイズを用意しているため、これらのレースに参加している競技車に装着されているのを見かけることが多い鍛造ホイールのブランドです。

これらワンメイクレースに出場している車両はナンバー付きということもあり、そのまま一般道を走ることのできる競技用ホイールになっています。

 

SSR GTF01

TANABE SSR GTV01 18 8.5J offset+22mm PCD114.3mm-5H 重量計測画像

 

GTF01は、デザイン的にはGTV01によく似た5本スポークですが、SSRのホイールラインナップで「リアルモータースポーツスペック」を謳うGTシリーズの中で唯一の鍛造ホイールです。

このGTF01には、GAZOO Racing 86/BRZ RACEのレギュレーションに合致したサイズが用意されているのです

その為86/BRZ RACEの参加車両に装着されているのを見かけることはあるのですが、今回リストアップした5つのブランドの内、当サイトで未だ重量計測をしたことがないので、結構レアなホイールかもしれません。

そのため、本記事のアイコン画像はGTF01ではなくGTV01です

 

以上が、2021年2月現在も購入できて、且つ一般的な車両に装着できる、普段使いも可能なコンペティティブホイールブランドです。

 

強度・剛性は折り紙付き、軽いだけのホイールじゃないので、是非愛車に装着すべき候補として考えてみてはいかがでしょうか

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