TANABE SSR TYPE F 17inch 7.5J offset+48mm PCD114.3mm-5H重量計測結果
TANABE SSR TYPE Fの重量計測データに関する投稿は、今回で4回目なので、その説明ついては以前のものと同じ内容を以下に記載しています。
『SSR TYPE Fは、2005年にスピードスター社が倒産した後、事業買収先である株式会社タナベから販売されたSSRブランドのホイールです。サスペンション等を製造販売する自動車部品メーカーのタナベが、2005年10月にスピードスターの事業を買収することで、SSRブランドの販売は継続されました。ホイールの裏に「TANABE」と表記されたSSR TYPE Fは、新生SSRブランドのホイールなのです。SSR TYPE FはSSRの独自の半融解鍛造製法(SSF製法:semi solid forging)により、軽量に作られているだけでなく、スピニング製法による成型後、熱処理、仕上げ工程を経て、その後さらに熱処理を施すことで強度を上げたHTM(Heat-treatment-manufacture)リムや応力分散スポーク等により、軽量と強度・剛性の両立を実現しています。』
このホイールの重量を計測してみたところ7.20kgとなりましたので、軽量ホイールと認定しました。
TANABE SSR TYPE F 重量計測結果
17inch 7.5J offset+48mm PCD114.3mm-5H(SSF製法1ピース アルミバルブ付き、バランスウエイト無し)7.20kg
SSR TYPE Fは、16インチ以下のサイズと17インチ以上のサイズで、異なる点が2つあります。
先ずスポークの本数は、16インチ以下では10本スポーク、17インチ以上では12本スポークとなっています。
次に、16インチ以下は1ピース構造ですが、17インチ以上は2ピース構造を採用しています。
この2ピース構造は、ハイブリッド2ピース構造と名付けられるもので、ディスクとアウターリムは、軽量&高剛性なSSF製法で一体成型され、インナーリムは、軽さと高硬度を備えたHTM(熱処理)リムを配するものなのだそうです。
軽量ホイールの中には、裏リムがパックリ割れやすいものもありますから、熱処理されて強度が上がっているHTMリムならば安心して使用することができますよね。
因みに、今回重量測定結果を公開したSSR TYPE Fは、17インチなので、12本スポークで2ピース構造となっています。