自動車用ホイールの材質 マグネシウム合金の話し

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最近、マグネシウム合金の進化についての記事を見つけました。

 

『熊本大先進マグネシウム国際研究センターは6月30日、航空機での実用化を目指す「KUMADAI急冷耐熱マグネシウム合金」の亀裂の進行に対する抵抗力を1・5倍に高めることに成功したと発表した。』

https://this.kiji.is/650863750882624609

 

以前当ブログにアップした「自動車用ホイールの材質の違い、アルミ合金の話し」という記事の中でも触れていますが、

自動車用ホイールの材質の違い、アルミ合金の話し

 

マグネシウム合金は、金属の特性上腐食に弱く、衝撃に対して脆いこともあり、防錆処理や耐久性の高い塗装、熱処理・表面処理等の手間がかかることから価格も高めとなるのですが、このKUMADAI急冷耐熱マグネシウム合金が一般化し、マグネシウム合金のネガな部分が無くなれば、アルミホイールの材質としてマグネシウム合金の比率が一気に高まることも十分に考えられると思ったのです。

 

いろいろ検索してみたら、別な記事では、『従来の強度と合わせて、既存の航空機用アルミニウム合金を上回る強靱[きょうじん]性を獲得し、実用化へ大きく前進したとしている。』とされていましたので、後は耐腐食性の向上が必要なのかもしれませんが、自動車用ホイールの素材としては何ら申し分のないモノと言えるのかもしれません。

 

従来のアルミニウム合金製のホイールと比べて、ほんの少しの価格差で憧れのマグホイールが手に入る時代はもうすぐなのかもしれませんね。

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