消えゆくPCDサイズ 今後少数派になりそうなPCDのサイズは?

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ホイールの選択時に必ず考慮しなければならないPCD(pitch circle diameter)。

このサイズが合っていないと、気に入ったホイールであっても愛車に取り付けることはできません。

一般的なサイズのPCDならば何の問題もありませんが、珍しいPCDサイズの愛車を持つオーナーは、社外ホイールでは履けるサイズがなくて困ることも多いのです。

逆に一般的なサイズのPCDであれば、どのブランドでも自分の愛車に履けるサイズが揃っているので、好みで選択することができるのです。

そんなPCDには近年大きな変化、それまでメジャー存在だったPCDサイズが、一点少数派になりかねないということが起きているのです。

 

少数派になり下がりそうなPCDサイズ その1 PCD120mm-5H

 

ひと昔前のBMWは、ほぼ全ての車種がPCD120mm-5Hを採用していました。

ところが、ここ数年の間に発売された新型車種は、いずれもPCD112mm-5Hを採用し、ついにはBMWの主力車種ともいえる3シーリズも、2019年発売のG20型からそれに倣うことになったのです。

今後、PCD120mm-5Hを採用したBMWの新型車種が発売される可能性は極めて低いと思われます。

そうなると、BMW以外でPCD120mm-5Hを採用しているのは、レクサスとホンダの限られた車種だけになるのです。

 

少数派になり下がりそうなPCDサイズ その2 PCD100mm-5H

 

現時点でも少数派と言ってよいかもしれませんが、PCD100mm-5Hを採用しているのはトヨタとスバルの一部車種です。

画像はスバルWRX S4用の「STI Performance」ホイールです。

スバルは、最近発売となる車種から徐々にPCD114.3mm-5Hにシフトして行っているので、PCD100mm-5Hを採用する車種はこれから減少していく可能性が高いでしょう。

特にスポーティーな車種に注目してみると、PD100mm-5Hを採用する現行車種はトヨタ86とスバルBRZだけというという状況なのです。

発売からかなりの年数が経過し、次期モデルの噂も耳にするようになったトヨタ86とスバルBRZですが、その時にPCD114.3mm-5Hに変更になることも十分予想できます。

 

このような状況において、アフタパーツホイールメーカーは、軽量なスポーツホイールのカタログからPCD120mm-5HとPCD100mm-5Hを落としていく可能性があると思っています。

そうなってしまうと、FK8シビックタイプRや現行のZN6型トヨタ86とZC6型スバルBRZのオーナーは、最新モデルのスポーツホイールを選ぶことができなくなるかもしれませんね。

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