東京モーターショー2019 ホイールレポート 前編

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10月23日から11月4日まで開催されている東京モーターショー2019に行ってきました。

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今年の東京モーターショーは、来年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けた施設改修のため、これまでの主要会場としていた東京ビッグサイト東展示棟が使用できず、それを補う青海会場と東京ビックサイトでの分散開催の形式になっています。

一昨年、2017年の東京モーターショーでは、出展車両にどのようなホイールが装着されているのか取材することを目的にしていたのですが、今回は前回にもましてスポーツカーや競技車両の展示が少ないことが予め分かっていたので、ホイールメーカーとタイヤメーカーのブースの取材と、数は少ないですが、南展示棟4F・南3ホールに展示されている、憧れのスーパーカーやカスタマイズカーのホイール撮影、トヨタのTS050 HYBRIDとヤリス WRC、日産のNISMO MOTUL AUTECH GT-R(SUPER GT GT500クラス)、ホンダのNSX GT3とWTCR用 CIVIC Type-Rといった世界のトップカテゴリーで活躍するモータースポーツ車両とそのホイールの撮影を主な目的としています。

昨年は持って行かなかったPCD測定器を携帯し、前々から測定したいと考えていたヤリス WRCのPCDを測ることを最大の目的としていたのですが…

でもって、訪れた東京モーターショー一般開放初日は画像の通り大雨(先に行った東京ビックサイト会場)です。

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入場後にはそれ程多く感じられなかった来場人数にもかかわらず、本来外部ゲートで横に広がって行うチケット確認と手荷物検査を、雨を避けてビックサイト正面玄関のみの狭い範囲で行っていたため、横殴りの雨の中、多くの人がゲート前にごった返し、入場するだけ数十分もかかる手際の悪さ。

靴は濡れて寒さに震え、この時点で気持ちがかなり萎えました。

最初に訪れたようとしたのは、南展示棟4F・南3ホールに出展しているタイヤメーカーとホイールメーカーのブース、それと前述のスーパーカーやカスタマイズカーの展示なのですが、通り道となる西展示場の日産ブースも行きがけに覗きながら撮影していきました。

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フェアレディZ 50thアニバーサリーの展示

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2020年モデルの「GT-R NISMO」の展示

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リーフ・ニスモ RC_02の展示

何故か奥の目立たないスペースに展示されていたリーフ・ニスモ RC_02。

2つの電動モーターを前後に搭載することで先代モデルのRC_01比で車両重量が300kg増加となっているらしいですが、代わりにバッテリー容量はRC_01の2.5倍で最高出力、最大トルクともに2倍へパワーアップしています。

0-100km/hは3.4秒を誇りEV界のGT-Rと呼ぶにふさわしいマシンになっているそうです(でも、出場できるレースカテゴリーが存在しないんだな~これが…)。

先代モデルのRC_01よりカラーリングは格好良いです。

この車両に装着されているホイールも撮影しましたが、そちらはホイールウォッチングのネタで書きたいと思います。

日産ブースの向かいにあったルノーブースに展示してあったアルピーヌA110のバージョンアップ版A110Sも次いでに撮影しました。

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アルピーヌA110Sの展示

揺らぎ始めた日産・ルノー連合の展示をざっと見ながら、エボのない三菱ブースには興味ないので撮影は一切なしの冷遇で通過して西展示場から南展示場に移動。

南展示場に入ると1Fには、メルセデス、レクサス、マツダ、アルピナ(BMW)の展示ブースがありますが、目立つショーカーはレクサスのLE-30 Electrifiedくらいしかありません。

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LE-30 Electrifiedの展示

マツダブースではワールドプレミアのMX-30とリリースされたばかりのCX-30に人だかりができていましたが、個人的に興味が無いので大好きなNDロードスターを撮影するだけでスルー。

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メルセデスとアルピナも、ほぼ市販車の展示のみのようなのでそのまま通過しました。

エスカレーターで南棟4階にあがると、そこには目当てのタイヤメーカー・ホイールメーカーのブースがあります。

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ただ残念なことに、ダンロップ、横浜ゴム、ブリジストンの展示ブースのいずれもタイヤの展示のみで、タイヤを見せるための部品としてのホイールしか存在していませんでした。

オートサロンとは力の入れようが違うみたいです。

ホイールに関する情報としては、ブリジストンブースにあったPRODRIVEのホイールの裏リムを見ることができたこと唯一の収穫。

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サイズ表記の特徴から、PRODRIVEの鍛造ホイールはTAN-EI-SYAが作っていることが分かったくらいです。

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ホイールメーカーの展示ブースはTOPY工業とRAYSの2つだけ。

オートサロンと比べると出展ホイールメーカーの少なさに愕然とします。

このあたりに東京モーターショーの落日が見て取れる気がするのは私だけでしょうか。

先ずはTOPY工業のブースですが、

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ここにはカーボンファイバーで作られたホイールが展示されていました。

もの凄く軽そうなホイールなので、展示ブースのスタッフの方に市販の可能性をお聞きしましたが、「もし売り出すとしたらコストが…」とのことで、その計画は無く、あくまで参考出品とのことでした。

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次いでRAYSのブースです。

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東京オートサロンでは広大なブースを用意するRAYSもホイールの展示数は14点のみ、東京モーターショーではこの大きさです。

RAYSブースで聞いた話は、別記事で改めて投稿しますのでご期待下さい。

この後はスーパーカーの展示を撮影しましたが、こちらは今後随時ホイールウィッチングの記事としてアップする予定です。

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この後は、トヨタのTS050 HYBRID、ヤリス WRC、日産のNISMO MOTUL AUTECH GT-R(SUPER GT GT500クラス)、ホンダのNSX GT3とWTCR用 CIVIC Type-Rといった世界のトップカテゴリーで活躍するモータースポーツ車両を見たいがために、その展示場所をインフォーメーションスタッフに聞いたところ、屋外展示が中止になり、展示場所の移動は各社で聞いてほしいとから言われたため、1Fに降りて西棟のホンダのブースを見に移動しました。

ホンダブースでその行方を聞いても、要領の得ない回答ばかり、代わりにホンダブースのモータースポーツ展示車両を撮影しました(新型Fitの画像も入れています)。

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こちらも今後随時ホイールウィッチングの記事としてアップする予定です。

 

結局、東京ビックサイト会場では今回の来場目的であるトヨタのTS050 HYBRID、ヤリス WRC、日産のNISMO MOTUL AUTECH GT-R(SUPER GT GT500クラス)、ホンダのNSX GT3とWTCR用 CIVIC Type-Rといった世界のトップカテゴリーで活躍するモータースポーツ車両は発見できず、それらを探すため面倒くさいけれど青海会場に移動することにしました。

無料シャトルバスに乗っていこうとして乗り場に行ったところ、バスの待ち時間が40分という表示を見て、本日2度目の気持ち萎え。

そんな無駄な時間は無いので自腹でゆりかもめに乗って移動しました。

分散開催は、展示場所が分かり難い、移動に時間やお金がかかるなど悪いことずくめ。

今後の開催では避けて頂きたいものですね。

今回のモーターショーでは、ショーカーは少なく、現行車の展示が多いというもの。

何だか自動車ディーラーの共同展示会の大規模なもののような気がしてなりません。

こんなモーターショーならもう要らないとも思っているのは私だけでしょうか。

再来年開催の東京モーターショーへの来場意向は?であります。

青海会場に移動しても結局お目当てのモータースポーツ車両は発見できず、トヨタ、スバル、ダイハツブースも何だかディーラーの展示場みたいで興味が持てず、トミカブースでフェアレディZ 50周年記念車のミニカーを購入して帰ることにしました。

東京モーターショーの会場を出ても不完全燃焼感はぬぐえないため、ビーナスフォート内のヒストリーガレージに行き、トヨタのWRCマシンを見てから帰路に付きました。

今回の東京モーターショーの感想を端的に言うと「中途半端」。

オートサロンの方が100倍面白いと感じましたよ。

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