TANABE SSR GTX02 17inch 7J offset+42mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
SSR GTX02は、2005年に倒産したスピードスター社からアルミホイール事業を買収した株式会社タナベから、(2019年10月現在)販売されているSSRブランドのホイールです。
サスペンション等を製造販売する自動車部品メーカーのタナベが、2005年10月にスピードスターのアルミホイール事業を買収することで、SSRブランドの販売は継続されました。
SSRと言えば、SSF(半溶融鍛造)製法の代名詞的な存在でしたが、タナベ買収後のSSRブランドでは、SSF製法のホイールが徐々に姿を消して行き、代わりに主流となっているのがフローフォーミング製法のホイールです。
このGTX02もSSR独自のフローフォーミング製法であるFFT-R で製造されているホイールなのです。
また、ディスクとリムの結合部のファスナーとスポークの間に空間を設けるアンダーカットも採用することで一層の軽量化を図っています。
TANABEのSSRホイールのサイトには、GTX02について、
「いちだんと軽く、より攻撃的に。GTブランドの中核モデル、GTXシリーズがさらなる進化を遂げました。
クルマの運動性能を大きく左右するウエイトは、従来モデル(01)と比較し、じつにマイナス200g(18inch × 9.5Jの場合)ものアドバンテージ。
ダイナミックなハイパーメッシュデザインにより、強度や剛性のほか、ブレーキ冷却といった機能も大幅に向上しています。
ジャンルを問わず、アスリートたちの記録更新をアシストするために、今一度追求した本格的な走りのためのパフォーマンス。軽さの記録は更新しました。
次はあなたが、自己の記録を塗りかえる番。」
と記載されています。
このホイールの重量を計測してみたところ7.55kgとなりました。
17インチでは少々細めの7Jサイズではありますが、軽量ホイールと認定しました。
TANABE SSR GTX02 重量計測結果
17inch 7J offset+42mm PCD114.3mm-5H(鋳造1ピース・FFT-R製法 アルミバルブ付き、30gバランスウエイト付き)7.55kg
SSR GTX02に採用されているSSR独自のフローフォーミング製法であるFFT-R製法は、以前当サイトで重量計測結果を公開したSSR GTV02に採用されていたFFT製法より一段と進化を遂げたものになっています。
TANABE SSR GTV02 18inch 7.5J offset+53mm PCD114.3mm-5H 重量計測結果
SSRのサイトを見てみると、
「SSRではフローフォーミング製法をさらに高度化した新技術『FFT-R』を開発。
リムの鍛圧により、アルミ組織の密度を上げ、メタルフロー(鍛流線)を生成。剛性を飛躍的に高めています。
さらにリムの強度をホイール全体の構造から割り出す設計とすることで、よりシビアな肉薄化を実現し、軽量化へと繋げました。」
とあります。
GTX02のカラーラインナップは、今回重量計測結果を公開したグロスブラックとダークシルバーの2種です。