18インチより大きいホイールの必要性

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日産GT-RやFK8型シビックタイプRでは、20インチの純正ホイールを装着していますが、大口径化が進む最近の純正ホイールについては、その存在意義についていろいろ考えてしまわずにはおれないのです。

その理由は、これまでホイールウォッチと題して、33もの記事をアップしてきたのですが、そこで取り上げた競技用車両、レースバージョンの日産GT-RやWECのレーシングカーであるTOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRID、日産フォーミュラーEといったレーシングカーには18インチのレースタイヤを装着されていること、世代的には少し古いですが、グループAラリーカーのターマック用タイヤも最大で18インチであることに気付いたからなのです。

レーシングカーは、装着するタイヤのサイズがレギュレーションで決められていますし、スリックタイヤの最大インチ数が18インチだからなのかもしれませんが、何れも18インチを上限としているのです。

サーキットや閉鎖されたスペシャルステージを限界走行するレーシングカーやターマックラリーカーですら18インチなのに、市販車にそれ以上のスペックのタイヤが必要なのかと思わざるを得ないのです。

F1もフォーミュラーEにならって18インチを2021年から導入するという話を聞いていますが、自動車競技の最高峰のF1ですら18インチになろうとしているのに、一般道を走行する市販車に18インチを超えるタイヤ・ホイールは必要なのか考えざるを得ません。

モーターショーに出品するコンセプトカーなら理解できるのですが、市販車にここまで大口径のホイールが必要なのか疑問に思わざるを得ないのです。

18インチより大きいタイヤ・ホイールは、無用の長物にもかかわらず、高級感や上質感、一クラス上であることを演出するためだけのアイテムに成り下がっている気がしないでもないのです。

その昔はサーキット等でスポーツ走行するために、インチアップする必要があったのですが、最近は、18インチより大口径の純正ホイールが装着された車両を、スポーツ走行のためにインチダウンすることが普通になる時代なのかもしれません。

そんな状況を前にすると、何だが本末転倒な気がしてならないのです。

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