ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.26 XEBEC MISAKI SPEED トヨタトムス83C #35
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第26回は、神奈川県大和市にある「ビックバン」遊戯施設のスリックカート場に展示されていた、XEBEC MISAKI SPEED トヨタトムス83C #35を撮影しました。
「ビッグバン トヨタ Cカー」や「ビッグバン トヨタ TRD Cカー」等のワードで、この車両のことをいろいろ検索してみたのですが、何せ古いレーシングカーと言うこともあり、全く情報が引っかかってこないので困りました。
左ドア後ろに記載されていた「K.MISAKI」、「K.HOSINO」、「K.MOGI」という文字から、この車両で参戦していたのは、見崎 清志、星野 薫、茂木 和男という往年の名ドライバー達であることがわかり、その名前も入れて検索したところで、ようやくXEBEC MISAKI SPEEDから1984年のWEC-JAPANに参戦したトヨタ トムス83C であることがわかったのです。
因みに、83Cの意味は1983年版のグループCカーを意味するものだと思われます。
WEC-JAPAN のWECとは、FIA世界耐久選手権(FIA World Endurance Championship)の略称で、世界三大レースのひとつとされる「ル・マン24時間レース」を含む耐久レースの世界選手権です。
Vol.21で取り上げたTOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRIDのご先祖様的な存在だと言えるのかもしれません。
XEBEC MISAKI SPEED トヨタトムス83C が履いているRAYS製のメッシュホイールは、市販品とは異なるセンターロック式で、特にリアは、アウトセットしたリムのせり出しの大きさが市販品のホイールとは大きく異なる点です。
画像が不鮮明でタイヤサイズが判別できないので推測ですが、恐らく15インチサイズだと思われます。
1980年代の多くのレーシングカーが、今回撮影したRAYS製のホイールのようなメッシュタイプのものを履いていて、その当時流行った社外ホイールもBBSやVOLK Racingのメッシュタイプが多かったと記憶しています。
施設のスタッフの方に聞いたところ、三階に展示するため、重量的に問題があるので、エンジン、ミッション等の重量物は外したドンガラの状態とのことです。
貴重な古のグループCカーなので、これからもこのままであって欲しいものです。