かなり重たいワイドトレッドスペーサーの重量

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「ツライチを目指したい」、「もう少しトレッドをワイドにしたい」、「前の車に使っていたホイールを今の車に使用したい」等、いろいろな理由でスペーサーを利用することがあります。

以前「車検に通るツライチセッティング ツライチオフセット値のシミュレーション その①」でも書いていますが、

車検に通るツライチセッティング ツライチオフセット値のシミュレーション その1

ホイールスペーサーには、1mm/2mm/3mm/5mm/8mm/10mmのタイプがあります。

これ以上の厚さになると、ホイールスペーサーではなく、ワイドトレッドスペーサーの出番となるのです。

ハブとホイールの間に挟み込む通常のホイールスペーサーは、ハブに付いているボルトによってホイールを固定しますが、20mm以上あるワイドトレッドスペーサーともなると、厚みがあるためハブボルトのネジ山にナットがきちんと掛かり切らなかったり、それ以上のになると、そもそもハブボルトの頭が出てこなかったりするため、ハブボルトで一旦ワイドトレッドスペーサーで固定し、オフセットされたワイドトレッドスペーサーのボルトでホイールを固定する構造になっています。

5mm程度までのスペーサーならば、その重量は大して気にならないのですが、例えば25mmの厚さのワイドトレッドスペーサーだとどうなるでしょうか?

試しに計測してみました。

25mmワイドトレッドスペーサーの重量計測画像その1

25mmのワイドトレッドスペーサーは…なんと1.1kgもあります。

25mmワイドトレッドスペーサーの重量計測画像その2

1kg以上もあるということは、超軽量ホイールが軽量ホイールに、軽量ホイールが普通のホイールに変わってしまうほどのインパクトがあるということですよね。

※軽量ホイール・超軽量ホイールの定義はこちら

それだけではありません。

バネ下重量への悪影響はワイドトレッドスペーサー単体の重量だけではないのです。

前述の通り、単にハブとホイールの間に挟み込まれている通常のホイールスペーサーとは異なり、ワイドトレッドスペーサー自体をナットでハブと固定し、更にオフセットしたワイドトレッドスペーサー側のボルトとホイールをナットで固定しなければならない構造のため、倍の数のナットが必要になることを忘れてはなりません。

当然ワイドトレッドスペーサーをハブに固定するためのナットの分もバネ下重量に加算されてしまうのです。

こちらも試しに計測しましたが、一般的なホイールナット5個だと約260g位はあるのです。

ホイールナット5個の重量計測画像

25mmのワイドトレッドスペーサーの重量と合わせるとなんと約1.4kg近くにもなる計算になります。

この増加した重量は、ホイールの外周部分におけるものではないため、ホイールの回転運動への影響はそれほど大きくはないのですが、バネ下の重量への影響は少なくありません。ホイール重量の影響が制動距離とサスペンションストロークに影響する話を記載した以下のページを参照頂けると助かるのですが、制動距離への悪影響よりサスペンションへの負担が増すと考えられます。

軽量ホイールのメリット・デメリット

フローフォーミング加工の特徴とホイールメーカー各社での呼称

オフセットが合わないホイールを使用可能にしてくれる便利なワイドトレッドスペーサーですが、その厚みが25mmにもなると、バネ下の重量が1kg以上も増加することは知っておいた方が良いと思います。

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