ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.103 BLMC MINI CLUBMAN ESTATE
ホェールウォッチングじゃなくて、ホイールウォッチングです。
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第103回は、7月17日の取材時に首都高速の大黒パーキングエリアで撮影した、BLMC MINI CLUBMAN ESTATEです。
見たことのないフロントデザインのこの車両を見つけた時は、どこのメーカーの何という車種か全く分からず、「珍しい車を見つけた!」と思わず撮影したのですが、後ろに回ってMINI CLUBMANってロゴを見て、初めてMINIであることが分かりました。
よく見たらフロントグリルにもMINIってあるんですけどね…
いろいろ調べてみたら、MINIには一時期フロントデザインの異なるCLUBMANシリーズが存在していて、中でもロングボディはESTATEになるのだそうです。
今回撮影した個体は、リアサイドのガラスが2分割になるロングボディですから、MINI CLUBMAN ESTATEになると思われます
因みに、メーカー名をBLMCとしていますが、この点はちょっと自信が無いです。
Wikiで調べたら、MINIを世に送り出したBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)は1952年から1966年まで存在し、その後1968年に、レイランドグループと、ローバーグループと合併、ブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション (BLMC) となります。
従来のMINIからフロントデザインを刷新したMINI CLUBMANシリーズは、1970年代初頭に登場したらしいので、メーカー名をBLMCとしています。
装着されているタイヤのサイズ表記を見ると、前後共に10インチの145幅のタイヤが装着されているようです。
そのタイヤが装着されているクラシカルなホイールに関しても調べてみました。
ダンロップD1ホイールというもので、MINI用としては結構定番のようです。
PCDはクラッシクMINIと同じ、101.65mm-4Hだと思います。
このホイールは復刻版も販売されているみたいですが、今回撮影した個体はかなり年期が入っている感じなので、オリジナルなのではないかと思っています。
1970年代初頭にフロントデザインを一新してデビューしたMINI CLUBMANシリーズですが、その個性的なデザインがアダとなり、あらゆる方面からの厳しい評価を受けて、早々に市場から姿を消してしまい、その後のMINIは旧デザインに戻ってしまったらしいのです。
酷評されたBLMC MINI CLUBMANシリーズが、今も世に残される可能性は低く、現存している個体はかなり少ないと思います。
ということなので、今回撮影したBLMC MINI CLUBMAN ESTATEは、かなり珍しい車両であることは間違いないでしょう。
レアな車に装着されているホイールを撮影し、順次画像をアップしていく当企画「ホイールウォッチング」に、BLMC MINI CLUBMAN ESTATEはピッタリな車両ですよね。