スバル 新型SK9フォレスターのPCDについて 進むスバルのPCD114.3mm化
何気なく某オークションでホイールを見ていたら、「スバル 新型SK9フォレスター プレミアム 純正ホイール4本 18インチ 7J+48 114.3-5H 新車外し ENKEI製」という出品物を発見しました。
「おいおい、スバルフォレスターと言えば、PCDは100mm-5Hだろ~」と、上から目線でツッコミを入れつつ、そのオークションをよく見てみると、純正オプションホイールの新車外しだけあって、そのホイールが元々入れられていた化粧箱の画像もあり、そこに記載されたPCDのサイズは正に114.3mmとなっていたのです。
慌てて調べてみたところ、フォレスターは2018年6月20日にSJ系から新型のSK系にモデルチェンジしており、その際にPCDは100mm-5Hから114.3mm-5Hに変更となっておりました。
それだけではないのです、更にいろいろ調べてみたところ、同じスバルのレガシィB4/アウトバックも、2014年にBM/BR系からBN/BS系にモデルチェンジする際に、PCDが114.3mm-5H化していたのです。
この状況を見る限り、スバルのPCD114.3mm-5Hタイプへのシフトが加速しているといって良いと思います。
PCD100mm-5Hの最後の砦的なスバルがこのような状況だと、今後は100mm-5HのPCDを採用する国産車はほとんど無くなることも容易に想像できますね。
車両の重量が重くなるほど、またエンジン出力(トルク)が大きくなるほど、ホイールナット穴周りに掛かる負担も大きくなるため、PCDの数値が大きくなるのは当然、スバルの選択も当然と言えると思います。
もし将来トヨタ86、スバルBRZの後継車種がデビューするとしたら、それらのPCDも114.3mm-5Hになっているのかもしれません。
海の向こうドイツでは、BMWがPCD120mm-5Hから112mm-5Hにシフトしていることにより、ポルシェ以外のドイツ車のPCDが112mm-5Hに収斂している現象と似ていますが、今後の日本でも同じようなことになっていくのかもしれませんね。
ホイールマニアを自認しているくせにこの失態…、自分の勉強不足を恥じながら、当サイトの「自動車メーカー別、車種別PCD一覧 輸入車のPCDのバリエーションは豊富」というページの記載内容に修正を入れたことも最後に付け加えておきます。