TOKYO AUTO SALON 2018 ホイールレポート
世界最大級のカスタムカーイベントであるTOKYO AUTO SALON 2018に行ってきました。最近では東京モーターショーを凌ぐ人気で、会場内の混雑も激しいと聞いていましたので、人ゴミを避けるため、入場は早めの開場直後の9時過ぎ、メインゲート前は未だ日が陰って薄暗い感じです。
東京モーターショーではRAYS1社しか出店していませんでしたが、今回は主要処のホイールサプライヤーが一堂に会していますので、非常に楽しみなイベントです。ホイールメーカー・発売元のブースが多い、東/中/西エリアの1-8ホールから回り始めました。
先ずは中エリアに入って直ぐのWeds Sportのブースから…
ブースに居たスタッフの方に一押しホイールを聞いたところ、最近発売のRN-55Mがおススメとのことでした。
ブースで頂いたパンフレットを見ると、RN-55Mは、Weds独自のフローフォーミング加工であるAMFで成形され、スポークの側面をマシンニング工程で切磋してH型の断面形状を作り、そこにカラーリングを施した高いデザイン性と軽量化を実現したホイールのようです。パンフレットの情報では、18インチ、8Jサイズで8.78kgとなっていますので、当サイトでの基準に照らし合わせれば、軽量ホイールとなります。
発売前のモデルも展示されていました。
一見するとTC-105Nのようですが、このホイールは今年の夏に発売が予定されているTC-105Xなのです。
従来のTC-105Nと比べ、スポーク部を細めることで軽量化し、その一方で、内リムの強度を高め、剛性を向上させているとのことです。ブースで頂いたパンフレットを見ると、現行のTC-105Nは、18インチ、8Jで7.30kgの超軽量ホイールとなっていますので、ここからどれだけ軽くなるのか非常に気になるところです。夏が来るのが楽しみですね。
お次は、ゼスティノタイヤ・ジャパンのブースにホイールがあるのに気づき、スタッフの方に話を聞いてみました。
ZESTINO N637というホイールらしいです。
パンフレットを貰いたかったのですが、残念ながら今回のイベントに間に合わなかったらしく、スタッフの方から話だけお聞きしました。画像の下段2色は試作カラーなのだそうで、上4パターンのカラーの販売が決定されているそうです。D1グランプリの、GULF RACING ZESTINO TIREに所属するドライバー、日比野 哲也選手に今期供給される予定とのことです。
続いて訪れたのはTWSのブースです。
ブースに居たスタッフの方に一押しホイールを聞いたところ、2018年3月発売予定の最新モデルの110M Exe Monoblockがおススメとのことでした。
頂いたパンフレットを見ると、110M Exe Monoblock は、エグゼクティブカーをターゲットとする20インチオーバーの大口径鍛造ホイールだそうです。それにしても20インチオーバーって凄いですね。最近のホイールの大口径化には驚くばかりです。
それ以外にも多数のホイールが展示されていましたが、私個人的の一押し、是非重量を計測してみたいT66-F、T66-GTも展示されていました。
続いて訪れたのはWORKのブースです。
WORKブースでは新作ホイールが一挙に展示されていました。
これだけの新作がある中で、ブースに居たスタッフの方に一押しホイールを聞いたところ、一押しはWORK SCHWERT(シュヴァート)シリーズだそうです。
頂いたパンフレットを見ると、QUELL、REGNITZ、QUELL SOLOと3タイプあるみたいですね。特にQUELLとREGNITZは19-21インチ設定で大口径なホイールになっています。
お次はBBSのブースです。
個人的な興味ですが、ブース入り口のところに展示されていたフォーミュラ用のホイールとWECのポルシェ919 Hybridに装着されていたホイールに目が行きました。軽量ホイールの情報を集めている者としては、競技用ホイールにはとても惹かれます。
ブースに居たスタッフの方に一押しホイールを聞いたところ、今年の新作であるRE-XというSUV向けのイールをおススメ頂きました。
上段のLMとLM-Rの4ホイールは今年の限定色だそうです。
BBSの向かいに、RAYSの巨大なブースが出展されていました。
RAYSのブースは人が多すぎて、スタッフの方を捕まえることができず、一押しホイールを聞くことができませんでした。一応「RAYS COMPETITION RACING WHEELS」として、まとめて展示されておりましたが…
展示車両に履かれているものが一押しホイールだと判断し、撮影するだけに止まりました。
次はENKEIのブースです。
ブースに居たスタッフの方に一押しホイールを聞いたところ、今年の新作であるWPS RS05RR FORGEDとのことでした。
ENKEIと言えば、鍛造製法より、フローフォーミング加工のMAT-DURA FLOW FORMING製法を駆使した、鋳造ホイールのイメージが強いので、「いつから鍛造ホイールの生産ラインができたのか?」とスタッフの方にお聞きしたところ、2年前から切削鍛造ホイールを自社で生産しているとの回答がありました。ブースで頂いたパンフレットを見てみて気が付きましたが、GA01(アウディ用)、GP01(ポルシェ用)、JL01(レクサス用)、RE130と、鍛造ホイールのブランドバリエーションが増えていたのですね。ちょっと勉強不足でした…
ホイールメーカー以外に、タイヤメーカーもアルミホールを出展していました。横浜ゴムはタイヤ出展ブースと別に、ホイールだけのブースを出展する力の入れようです。
ブースに居たスタッフの方に一押しホイールを聞いたところ、いただいたパンフレットの最初の方にあるホイールがおススメホイールだとのことでした。パンフレットの最初のページにはRZ-F2、その次にGT for PORSCHE、次にTC-4が出ていましたので、これらが一押しホイールだということでしょう。
これらは何れも鍛造ホイールですが、YOKOHAMAの鍛造ホイールはどこに生産委託しているのかを尋ねたらRAYSとの回答でした。
ブリジストンのブースには一見ホイールが展示されていないように見えるのですが、ホイール展示は、何と舞台の下。
私が居た時はピストン西沢さんのトークイベントの最中だったので、手が届きそうな真下で見ました。
プロドライブの鍛造ホイールとポテンザの新作のPOTENZA RW006が展示されていました。
横浜ゴムのブースと同じ、鍛造ホイールの製造をどこに委託しているかと聞いてみましたが、「〇〇〇ですがオフレコでお願いします」との話なので、ここでは書きません。横浜ゴムの委託先とは違うとだけ書いておきましょう。
これまでにレポートした以外に、多数の出展社のブースでホイールが展示されていましたが、詳しくお話は聞けていないので、ブースの画像だけアップしておきます。
最後の画像は、今回全くレポートしていない、北エリアの様子です。
TOKYO AUTO SALON 2018 ホイールレポートは以上です。