ダイヤモンドカット仕上げのアルミホイールの補修が可能になったって話だけど

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前回に続き、今回もホイールのガリ傷補修ネタです。

 

ダイヤモンドカットホイールという言葉は聞いたことがありますよね?

 

アルミホイールのダイヤモンドカット仕上げとは、その名の通り、ダイヤモンドチップを使用してホイールの表面処理を行うことで、独特の輝きを持つ高級感あるホイールを生み出す表面加工の手法です。

 

ダイヤモンドカット仕上げのアルミホイールは綺麗で良いのですが、一度傷をつけると、その補修にダイヤモンドチップだけでなくNC旋盤等、それ用の大掛かりな設備を持つところでしか対応できないのが難点なのです。

 

ところが、デンマークにあるアルミホイールリペア専用マシンのメーカーである「HBC system」のダイヤモンドカットリペアマシンである「HBC system ダイヤモンドカットホイールレストアシステム」を、日本で初めて導入した香川県の企業の話しが記事になっていました。

ダイヤモンドカット仕上げのアルミホイールの補修が可能になった!「HBC system ダイヤモンドカットホイールレストアシステム」とは?

 

このシステムがあれば、大掛かりなNC旋盤が無くてもダイヤモンドカットホイールのリペアが行えるというものなのです。

 

上記URLの記事の内容によれば、

『ダイヤモンドカットホイール専用の「HBC systemダイヤモンドカットマシン」は、専用設計されたマシンで、装備されているソフトウエアはスピーディかつ正確にホイール形状の計測を行う。また加工精度は0.015ミリ単位の精密さで、ホイール切削量を最小限にすることが可能だ。これらにより最高品質の仕上げと圧倒的な短納期を可能にした最先端のリペアを実現している。』

とあります。

 

なんだが良いこと尽くめな気もするのですが、このダイヤモンドカットリペアマシンが存在するからと言って、安心するのは早計です。

 

その理由は…

 

このマシンは、ダイヤモンドチップで傷の表面を削り取る訳ですから、ガリ傷が深すぎれば削り取る量も大きくなります。

 

当然ホイールの強度を損なう程削り取ることは出来ませんので、対応できる傷の深さには限界があるということなのです。

 

その理由をもう一つ。

 

今回紹介された「HBC systemダイヤモンドカットマシン」が、日本国内にどこまで普及するかも問題だと思います。

 

世の中のホイールの中でダイヤモンドカットホイールは少数派。

 

当然のリペアの機会もそれほど多くないと思われるのです。

 

そのためNC旋盤程大掛かりでは無いとは言え、「HBC systemダイヤモンドカットマシン」を導入するホイールリペア業者がどれほどまでに増えるのか?

 

そこがポイントになると思います。

 

果たして「HBC systemダイヤモンドカットマシン」が救世主になり得るのか?

 

ダイヤモンドカットホイールの補修が手軽に行える時代に早くなって欲しいものですね~

 

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