ホイールウォッチング レアな車のホイール画像集 Vol.113 サザンクロスラリー参戦車のレプリカバージョン 三菱 ギャランGTO
レアな車に装着されているホイールは、車同様にレアなホイールなので、街中で見かけたらそれらを撮影し、順次画像をアップしていく企画です。
第113回も、先日4月23日に訪れた、首都高速の大黒パーキングエリアで撮影したサザンクロスラリー参戦車のレプリカバージョンとなる三菱 ギャランGTOです。
三菱 ギャランGTOは、コルトギャランGTOの名前で、1970年10月から発売開始され、当初1.6リッターエンジンだったものを、1.7リッター、2.0リッターと排気量を拡大して、1978年3月まで販売されていたモデルです。
イメージリーダー的なグレードは、DOHCエンジンを搭載した「MR」ですが、モータースポーツへの参加は、1.7リッターエンジンを搭載し、1972年2月に発売された17XIIグレードをベースとした車両で、1972年10月に行われた第7回サザンクロス・インターナショナル・ラリーに参戦しています。
今回撮影した車両は、そのサザンクロス・インターナショナル・ラリー参戦車両のレプリカなのですね。
因みに、本物のサザンクロス・インターナショナル・ラリー参戦車両は、排気量1,686 ccから1750㏄に排気量を拡大し、圧縮11.0としたサターンエンジンで、7200回転時に165psを発揮し、220km/h以上の最高速に達したそうです。
三菱 ギャランGTOサザンクロス・インターナショナル・ラリー参戦車両のレプリカが履いているタイヤのサイズ表記を見ると、前後共に155/80R13でした。
ホイールは、ENKEIのLIMITED COMPEで、リムの刻印を見ると、フロントが5.5J、オフセット+45mm、リアが5.5J、オフセット+13mmとなっているようです。
今回撮影したサザンクロス・インターナショナル・ラリー参戦車両のレプリカのこだわりは、リア周りにも表れています。
サザンクロス・インターナショナル・ラリー参戦のリアバンパーに溶接されているステップまで再現していますね。
このステップ何に使うかお判りでしょうか?
泥濘にはまった時、ナビゲーターがこのステップに乗り、駆動輪となる後輪の荷重を増やして脱出する時のためのものなのです。
こんなところまで再現しているのを見ると、オーナーさんのこだわりが、ひしひしと伝わってくる感じがします。