フローフォーミング製法とされるホイールにも注意が必要です

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WORKのサイトで、最新のスポーツホイールであるEMOTION ZR10のサイズ情報を確認していたら、下記のような注記が出ていることに気付きました。

 

・19/18/17inchはWFT製法を採用。

 

EMOTION ZR10には、15インチ、16インチサイズもラインナップされています。

ですが、この注記によればEMOTION ZR10の15インチ、16インチサイズにはWORK独自のフローフォーミングであるWFT製法が適用されていないことになります。

 

最初は単なる誤植かとおもったのですが、EMOTION ZR10のサイズ詳細が記載されているPDFの情報にも15インチ、16インチサイズにはWFTのマークが無いため、情報は誤りではないようです。

 

だとすると何故そのようなことになっているのでしょうか?

 

一瞬「コストダウンのためか?」などとも思ったのですが、よくよく考えて見ると、この選択も仕方ないと思うようになったのです。

 

その理由は、最近の15インチ、16インチサイズは主に軽自動車用としてのサイズ設定となっているため、リム幅が6J、更にそれより細い5.5Jなんて細いホイールが大半だったりするからなのです。

 

これだけリムが細いと、リムを薄く延ばすことでホイールの重量を軽量化するフローフォーミング製法のメリットが得難い。

だからEMOTION ZR10は15インチ、16インチサイズにWFTを採用しなかったのだと結論付けています。

 

1600CCクラスの車にコンパクトスポーツが多数あった一昔前であれば、15インチ、16インチサイズでも7Jなんてリム幅も少なくなく、それ程のリム幅があればフローフォーミング製法のメリットを享受できるのでしょうが、今は15インチ、16インチサイズに7Jなんて太さのサイズをラインナップしているホイールブランドは殆ど見なくなってしまいました。

 

だから、フローフォーミング製法を謳っているブランドを購入しようとしている場合は、全てのサイズに適用されているのか、特に、16インチ以下のサイズでもそうなのか、といったことはしっかり確認してから購入することをお勧めします。

 

 

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