STI Performance 18inch 8.5J offset+53mm PCD114.3mm-5H重量計測結果
STI Performance の重量計測結果の投稿は今回が2回目です。
今回は前回のものよりも1/2Jリム幅が太い8.5Jサイズの重量計測の機会を得ました。
STI Performanceは、リムに浮かび上がる文字からも分かる通り、RAYSとの共同開発により、ディスク面、スポーク、リムの各所にスバル車の特性に合わせた特別な剛性チューニングを施された鍛造アルミホイールなのだそうです。
これまでもSTIとRAYSの関係は深く、GC8型インプレッサのオプションホイールTE07 STiや2002年5月に400台限定で発売された「インプレッサ S202 STi Version」の専用装備品として用意されていたのもRAYS製の鍛造1ピースホイールでした。
今回重量計測結果を公開したSTI Performanceのホイールサイズは、WRX STI用となるリム幅8.5Jのタイプです。
STIのサイトでは公称重量は8.9㎏と記載されておりますが、実際に当サイトで重量を計測してみたところ、9.30kgとなりましたので重量的には普通のホイールと認定しました。
STI Performance 重量計測結果
18inch 8.5J offset+53mm PCD114.3mm-5H(鍛造1ピース アルミバルブ付き、バランスウエイト無し)9.30kg
残念ながら重量的には普通ホイールと認定されましたSTI Performanceですが、フロント荷重の大きいSUBARU車に適応するため「強さ」を重視している点がポイントなのだそうで、強度・剛性を重視するため、軽量化のためにありがちなスポークサイドの肉抜きや切削は行っておらず、リムの薄肉化もタイヤのグリップに負けてホイールが歪むことの無いよう適所に強度を求め、意図して強く設計しているらしいのです。
ならばこの重量も致し方なしといったところなのでしょう。
「強さ」以外にSTI Performanceのこだわりポイントとして挙げられるのはエアボリュームを大きくとることができる点だそうです。
ホイールのタイヤ装着面へ深みを持たせる形状にすることで、タイヤへ注入できる空気量(エアボリューム)を増加させることができ、それにより空気の熱膨張を抑制し、タイヤの接地面の形状変化を抑えることでグリップ力の変化が少なく、タイヤ性能を長時間安定して発揮させることができるホイールなのだそうです。
こだわりのポイントを見る限り、軽さだけを追求したホイールではないようですね。